あの世とこの世のハシワタシ

第26回目

ご相談を受けました

2022年12月15日
語り:説諭士

  あの世からご主人が!
ご相談に至るまでの経緯は、「主人が亡くなってから、時々不思議な夢を見る様になりました。2回家の前まで、窓の無いバスで自分を迎えに来る。
また後日主人が、朝方さあ、行こうか!オイ、行くぞ!・・・私はバッグがないと言って目が覚める。こんなことが続くから、主人が自分を連れに来ていたのかと思いました。」と話されました。

その後数年して、ご主人が嬉しそうにパチンコしてる姿を3回夢に出る。
半年ほど経って、足先から誰かが入ってくる感覚があり、ビックリして起き上がること数回。
その後主人が、夢に出てくることがなくなりました。
しかし、以後自分のベッドなのに、それに寝ているのが辛くなり、一晩中椅子に座って寝ることが多くなって、徐々に健康状態が悪くなり、下痢や食欲不振が続いていました。
病院に行くと胃腸炎と診断され4日間入院。
その1年後、炊事場で転倒し1ヶ月入院。
一年過ぎた今も、足の痛みが続いている。

今回ご相談のきっかけは、介護認定を受け、自動式のレンタルベッドを借りる手配をお願いし、後日ベッドが届きました。
処がそのベッドに寝ていると、腰から足の先まで濡れた様な気持ちの悪さ、それに胸が詰まった様な息苦しさで、朝まで眠れない。
その様な状態が1週間続きました。
さすがに体調も悪くなり、思いあまって病院に行って診察を受けたのですが、結果何も異常ありませんと言われ、点滴をして頂いただけで、帰宅。
それから、ベッドに寝られず仏壇の部屋に寝たら、朝方、毛布を抱えて「一緒に寝ようと思ったのに、もう起きたのかい」と言う亡き主人の声で目が覚める。
この様な内容でご相談を受けました。

私がアドバイスさせて頂いたのは、まず介護のベッドは、このベッドでお亡くなりになった方の念が残っている事、そしてご主人は、あなたのことが愛おしく、気になっているご様子、しかし、そのご主人の思いが、生きている者にとれば、ありがた迷惑となります。
一つ間違えばあの世へ連れていかれることもあるのです。
『命の書』の大切さを説明させていただき、ご主人を登録していただく事をおすすめしました。
結果、ご主人とご自身の二人登録となりました。

ベッドは、お返しするとのことでしたので、そのままお返しするのではなく、お祓いをして綺麗な状態でお返しすることをおすすめしました。
精神学協会の会員さんが、ご相談者のお友達でもあり、マツリヌシの資格も持っており、お祓いはその会員にお願いすることにしました。
「会員として、マツリヌシの有資格者でありながら、一度もおこなった経験がなく無理です」と言うが、「させていただいて下さい。アドバイスするので大丈夫。」
そうして、手順を伝え、「最後に風が吹くから大丈夫です。」と一言付け加えました。
一応とどこうりなく終わりの時、相談者がビックリして伝えてくださったのですが、「部屋の中なのに何故最後に風が吹く」と言うのか?不思議に思っていたそうです。

処が、実際そのことが目の前で起きて驚いたとのご報告。
部屋の中で風が吹く様な環境では無いのに、カーテンが風になびくように揺れていたそうです。
そして、お祓いを実行した会員さんから、無事にできてとっても嬉しいです。
他人様のお役に立てる喜びを、初めて経験したことが何より嬉しかったと伝えて下さいました。
後日、相談者の方もすっかり元気になって、食事も普通に食べられる様になりましたと、ご報告をいただいています。

どの様な事でも、自分だけで悩まず、是非ご相談して下さい。お待ちしています。