第187回(Repeat)

超えていく その七
日本の結界

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
初回 二千二十年九月九日 配信

:これからのことでいうと、たとえば、星白さんが書かれたマンガ『ICON』を読んだ人から闇と戦う光の戦士として、志願する人が増えて、「最終知識」と精神学を学ぶ人が必ず増えるでしょう。鬼滅の刃みたいに。そうなれば愉快で、おもしろいと思いませんか? 精神学はそういった奇跡的なことが現実化するのです。それは、人間は神様とコンタクトして、働けるということの証しなのです。

何田:積先生、次の質問です。結界についてです。結界は、ほんとうにあって、昔の結界も機能しているのでしょうか?

そもそも皆さん、結界を張るとか、結界を解くとかいわれますが、本当にできているのでしょうか?

積:結界というものは、本当にあります。

何田:平安時代、安倍晴明さんが張られた結界も本当にあるわけですね。

:本当にあります。ただし時間と共に(その効力は)薄れてきます。陰陽師のやり方で説明すると、石を使います。

何田:石ですか?

:そう、水晶とかね。

何田:石とか岩とか、水晶、翡翠(ひすい)ほか、宝石で身を守ったり、呪術で使用されます。

:そう、石の類いはエネルギーを宿すからです。石や岩を何らかの呪法でエネルギー石に変えるのですよ。それを岩の中に埋め込んで結界を作るのです。

何田:なるほどです。それではその結界は霊に効くのか? 悪魔に効くのか? 人に効くのか? それぞれ違うのでしょうか?

積:悪魔に効く結界は、日本では機能していないから、悪魔には効いていません。人には効いていると思います。陰陽師の結界、修験の結界、もともと日本にある神様の結界、神社の結界、お寺の結界、全部違うのです。

何田:結界というのは、いっぱいあるのですね。

:結界なんていっぱいあります。四国八十八ヶ所は空海さんの結界です。天台は天台で自分のところの比叡山に結界を張っているし。道元さんは道元さんで自分ところに結界を張っています。京都なんて結界だらけです。

何田:えー、すると結界は重なり合うのでしょうか?

:そうです。結界は重なり合うのです。そうなると大概、良い影響は起こりません。お互い仲が悪いからです。

何田:結界は、解かれることがあるのですか?

:解くのではなくて、結界を切るといいます。結界を切ることはあります。

何田:積先生は以前に、結界を切るには結界を張った人と同レベルか、その人以上の能力を持った人でないと結界を切ることはできない、といわれています。

:はい、そうです。

何田:結界というのは、エネルギーフィールドでしょうか?

:そうですね、ある種の場ですね。

何田:国や国民を守るために張られた結界は、たとえば高度成長期、バブル期、闇のお金の侵入を許してきました。守り切れなかったと思っています。結局、結界というのは、力負け(ちからまけ)するのでしょうか?

:はい、力負けします。

何田:京都も含めて、日本のフィールドの結界やエネルギーの場はきれいにならないのでしょうか? 精神学を学ぶとエネルギーを操れて(コントロールして)、日本をきれいにできるのでしょうか?

:精神学を学ぶ人達にはお伝えしています。精神学協会の会員の方が、「結界を張りたいのです」といってきたら、「それはバカな行為だからやめなさい」と、くり返しお伝えしています。精神学の役割は結界を破壊する方向で働きますが、それは、自分たちを守るために結界を張るのがテーマではないからです。本来、日本列島には神様の結界がすでに張られていて、それを長い歴史の間に邪魔ものとして封印した者達がいました。それを排除しなければいけないのです。天皇家を守るためと称して結界を張ったところが、神様の結界をかえって邪魔をする結界になっています。現代はそれが問題となっています。それが日本列島に悪魔達の侵入を許した一つの原因です。

何田:その、邪魔をする結界は昔に張られた結界とかでしょうか?

:そうですよ。やっとこの前、四国の結界がとれた(切れた)ところなのに。

何田:この前、積先生がおひとりで四国に行かれた時ですね。

積:まあ四国の結界が切れて、これから何が出てくるのか? ですけれど。

星白明:あの、根の国が開いたということでしょうか?

:そうですよ。根の国が開いたから、シラヤマヒメ神様が星白さん、あなたのところにやってこられたのです。

星白明:昔に閉じられていた、黄泉比良坂(よもつひらさか)の戸が開く、という予言の実現ですか? 光文書(ひかりもんじょ、vol.701)を読んで本当に根の国のトビラが開いたのだ! と感じました。

(何田注:黄泉比良坂(よもつひらさか)とは日本神話において、生者の住む現世と死者の住む他界(黄泉)との境目にあるとされる坂、または境界場所)

:これからおもしろい時代が始まります。過去の、封印されていたデータが出てきます。

星白明:おもしろい時代ですか! 私はめっちゃストーリーをひねり出そうとして頑張っているのに・・・。うー。

:何のデータ? 同人誌『ICON』の青少年向きのストーリーで悩んでいるの?

星白明:はい、そうなのです。

:その悩みの解決方法は簡単です。白山比咩神社へ参拝に行っておいで。簡単にストーリーが出てくるから。シラヤマヒメの女神様が教えてくださいます。