神を超えよ!仏を超えよ!

第84回

たましいの行く先 その三
たましいの光の量

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年九月十九日 配信

:人は生まれた時から、たましいに宿している光の量は決まっています。世間では、霊という言葉もありますが、たましいは死ぬまで、成長します。お勉強です。人間は、それぞれに宿るたましいは、磨けば光ります。磨かなければ闇ばかり増えていきます。闇のエネルギーが勝利を収めて、その人の身体を支配すようになると、その人の人生は失敗でしたね、となります。光のエネルギーが勝利を収めて、その人の人生をコントロールできるようになると、光の人生になって、人生は成功でしたね、となります。そのためには人生の苦労も多くなります。人生では、闇であっても光であっても、どちらでも苦労させられるのです

何田:人が生まれた時に、たましいの光の量が多い人はどんな人でしょうか?  自分よりも他人様の世話をしたり、周囲のために働こうとしたり、他人様のために常に祈っている、などでしょうか?

:「最終知識」に書いてあるでしょう。ほとんどの人は、自分のたましいを磨くことを目標に生きて人生を送ればいいのです。そうでない人、天の役割を与えられて生まれてきた人も、結構おられます。その人が、自覚されているかどうか解りませんが……。

何田:違う角度から質問します。私は、地獄に行きたくないし、光の者として働きたいので、他人様のお手伝いをするとか、困っている人を助けるとかして、がんばります。というのでは、どうでしょうか?

:それは始めの出発点から、もう間違っています。地獄に行きたくないのでといって、光の者として働ける人はいません。地獄に行きたくないのでと考える人と、光の者として働く人の間には、宇宙ひとつ分の差があることに気が付きませんか?

何田:そういわれればその通りです。地獄に行きたくないと自分の事を最優先に考える人に、他人様の困っている状況やお手伝いを、他人様や世間のために祈りを捧げることなど、自分以外を最優先に感じて考える事などできるはずがないです。天は理屈だから見抜かれているということでしょうか。これは本当にプログラムを作るように丁寧に漏れのないように考えないといけません。

:そうです。そのために「死んだらチャンネル」を開設したのです。「死んだらチャンネル」の役割は、普通の人、皆さんに、あなたのその生き様を死ぬまでこのまま続けていたら、地獄以外に行く場所はもうありませんよと、真実をお伝えするためです。お布施を払ったから天国に行けると思うのは、昔はあったかもしれないけれど、現在はもう仕組みがとっくの昔に壊されてなくなっています。

何田:あー、なるほど! そうだったのですね。

:暴論をいうとね。宗教がなぜ圧倒的に影響力を持っているのかというと、宗教は死後の世界を独占してきたからです。独占企業だったの、宗教は。その死後の世界の独占が、もうなくなったのです。どういうことかというと、死後の世界は共同幻想の世界なのです。皆さんが同じ信仰を持っていると、そういう場所が存在するように見えたので、皆さん安心して死んでいかれました。今度、生まれ変わるときには、ああなりたい、こうなりたいと願って、死んでいって、たぶんそのように生まれ変わってきたのです。でも、生まれ変わりはもうありません。日本人ではね。
それで、現在の地球は、文明の転換点、人類の転換点にあります。この転換点に生まれてきて、自分は死ぬまで楽に生きられたらそれでいいということは、それは地獄への道でしょう。自分は死ぬまで楽に生きられたらそれでいいの答えは、死んだら終わりなのです。

何田:自分は死ぬまで楽に生きられて、周りに感謝して、ありがとうございましたといって死んでいって、あとは無間地獄、ですか。何ともやるせない、人生の経験でした。いったい自分は何のためにこの世に生を受けて苦労して人生をおくるのか?と、よくよく考えることは大事です。しかし、やるせない生命と人生で終わらせるのか・・・…どうか。
積先生、ほとんどの皆さんのたましいが行き着く場所は、たましいのブラックホール、無間地獄ばかりに行ってしまいますか?  何万人くらいのたましいが・・・…。

:地獄行きのたましいは、何万人どころではありません。日本、世界合わせて何億人のたましいが地獄へ行ってしまいます。だから、ひとりひとりがたましいの真実に気付いて、悔い改めなければいけません。それは今すぐ直ちに、自分ひとりで、できるのです。常に真実と神理を求める行動が、いちばん大切な最初の一歩です。