精神の進化 その八
「最後の審判」に至るための時空2
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年十二月二十六日 配信
何田:「最後の審判」の起こり方の情報は、日本列島だけしか置かれていない、といわれました。「最後の審判」とは、何でしょうか?
積:地上に置かれているデータの根本部分です。なぜ、それが置かれているかというロジックがわかれば、あとはすべて、理屈です。「最後の審判」という言葉と、「最後の審判」が起きるという情報は世界に置かれていましたが、「最後の審判」の後の世界をきちんと説明できていないから、「最後の審判」を世界が望んでも起こらないのです。「最後の審判」をきちんと最後まで説明できる情報が、日本列島に置かれているということは、日本列島から「最後の審判」が起こることになるわけです。私がお知らせしているのは、この明々白々の論理です。だから、すべては理(ことわり)だといっています。世界に伝わる「最後の審判」には、約束された神の国がきますという情報が置かれていますが、たとえばその神の国がねたむものが神である国だったら何の意味もなくなります。今の世界と同じことで、支配や争いが繰り返されることになります。
そうではなくて、この日本列島の歴史を学んでください。日本の歴史は千三百年前に「ねたむものの国を拒否」しています。聖徳太子の十七条憲法には、「ねたむな」と憲法として明記されています。これがこの日本国の「おおみこころ」、および「おおみたから」であり、そこから国是や国体が導かれます。とするならば、日本国はキリスト教世界、イスラム教世界などの、次の社会のモデルとしてちゃんと用意と準備がされて千三百年間、地球上に存在していたわけです。
1、「最後の審判」を起こすために日本列島が悪魔に捧げられました。(明治維新以降、日本社会は悪魔に乗っ取られて、世界に類のない二回の原子爆弾の大犠牲と、大震災による原子力発電所の汚染などが起こりました)
2、次に悪魔が、日本人のたましいの中にいっぱい入ってきて、棲みつきました。
3、その次に日本人の身体の中で、「最後の審判」が起きて進行します。
4、日本人が終われば、世界中の人に同じ現象が広がっていきます。
5、このようにして世界の「最後の審判」のプロセスが完了します。
何田:ひとりの日本人の人生でいえば、ひとりの日本人の身体の中で光と闇が分離して、その人が死んだ時に光の部分は光のエネルギー領域に向かい、その人の闇の部分は闇のエネルギー領域に行くということになります。また、闇の分量が多いと光の部分までも閉じ込めて、一緒に全部が闇のエネルギー領域まで持って行かれることもあるのでしょうか?
積:そうです。だから「右と左にわけられる」と聖書に書いてあります。別けられた後はどちらかの領域に行ってしまえば、もう永遠に出会うことはありません。バイバイって別れて、そのままです。だから怖いですよ。生きている間によくよく悔い改めて正しい知識を知りなさい、とお伝えしているのです。「最後の審判」で分かれたら、もうそれで未来は決定してしまうからです。
何田:人は生きている間に身体の中で、たましいは光と闇に分れます。そして、その人が死ぬと、たましいの光の部分が多ければ、光のエネルギー領域に行き、たましいに闇の部分が多ければ、闇のエネルギー領域に行くということですね。
積:ひとりひとりの中で、「最後の審判」が起きるということは、あなたは光の側に行くのですか? 闇の側にいくのですか? と聞かれているのです。 その人の人生が終わった時に、決められてしまいます。
何田:閻魔大王さまではありませんが、それは自動的に決まるのでしょうか?
積:自動的に決まります。プログラムですから……。システムとして、人が死んだ時に、たましいの光と闇のエネルギーの量で自動的に振り分けられます。
何田:では積先生、ある人が自分はまっとうに罪なく生きて、仕事を頑張って家族も養って、子を育て孫ができて、頑張って人生を生きてきたと満足に死んだ人でも、たましいの死んだ時の光と部分量によって、死にゆく先は自動的に裁かれるということなのですね。自分では死んでいく先は、死ぬ直前でも解らないのでしょうか?
積:死んで、この世に霊として留まっていれば、その人のたましいは成長していないのだから、失敗でしょうね。本来、たましいの目的はたましいの中にある闇の部分を光の部分(神性)に変換して、たましいを神性の光百パーセントに換えて、身体はそのためのお役目を果たしきって死ぬことで、人は神界に引き上げられるのです。 たましいの神性は崇高な光のエネルギーなので、世界の「最後の審判」の先に、それらの光のエネルギー領域が「光の宇宙」と成って、次の新しい進化の道が開くのです。
何田:あああ! なるほど、そういうことですか! これは、光の宇宙という、その言葉がなければ、その情報がなければ、たましいは光の宇宙へ行くことができませんね・・…。
積:知らないものは、光の宇宙へ行けないでしょう。現在の生きておられる人のほとんどが、精神学を知らないから、光の宇宙の概念もありません。概念がないということは、光の宇宙には行けないのです。光の宇宙という設定が宇宙開闢前からプログラムされていて、「最後の審判」も預言者の方々から伝わっていても、「最後の審判」の情報とその後、たましいが行き着くべき場所である光の宇宙という概念がなければ、行き着くことができないのです。行けないということは、死者の霊は人間界に留まります。そうなると、ほとんどの霊は人間界に留まって人間に取り憑きます。どんどんそうなります。霊が「命の書」を知っていれば、取り憑いた人に 私のたましいを命の書に登録してくれませんか? とお願いするかもしれません。でも、命の書の存在を知らなければ、それも叶わず、霊は救われません。しかし生きている人が、霊の名前を命の書に登録するだけで、霊のたましいは救われます。命の書に登録されると、光の宇宙へ到る約束がなされて、もう一度チャンスがそのたましいを含む霊に与えられるからです。命の書はすごいのですよ。命の書の約束は生きている人にも、死んだ人にも、光の宇宙への約束がなされます。その約束は絶対に守られるからです。