よく生き よく往くために・・

第37回目

現場にて

2023年4月9日
語り:たずさえ社

春はあけぼの…で知られる「枕草子」は、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて早暁と、一日の中で季節ごとの好まし時をあげています♪
あけぼのとは、ほのぼのと夜が明けてくる頃のことです♪ 寒さも緩み、日の出も徐々に早くなるこの頃は、新たな生命が芽吹く季節でもあります♪

昨年の十月に植えたイチゴの苗は、厳冬を耐え凌ぎ、ようやく花を咲かせました(^^♪
露地栽培とはえい、一般的にはマルチを掛けビニールハウスで越冬させるのが普通らしいです♪
私は、急に暑くなる気候変動を鑑みて、敢えてビニールハウスを使いませんでした♪ 去年もこのやり方で二十五株のイチゴを実らせました♪ 小粒でしたが自然の甘さいっぱいの美味しいイチゴでした♪
今年は二百株…最盛期が楽しみです(^^♪

昨年の第26回目に投稿した「祟られた現場」が再開しました♪ 三月二十九日(水曜日)現場初日を自ら見聞しようと思い此処に来ました♪
昨年末とは様相も変わり、桜並木に彩られた美しいロケーションの中に、ひときわ目立つ掘削機!早速、工期の安全祈願の為、石切神社に詣でました♪ こぢんまりとしながらも威厳を感じるこの社にて、仔細報告をし本殿を後にしました♪
境内に咲き誇る桜に見惚れた私は、仕事も忘れ、相当数シャッターを切りました(^^♪
ある一枚のシャッターを切ったとき『仔細聞き届けた…が…』というインスピレーションが沸き上がりました⁇ まさか?御祭神が?この自分に?無いない!とは言え、『が…』で終わっている部分が妙に気になるのです♪


当日の業務も終盤にさしかかった頃、従業員の一人が『社長この業者最悪です…ミスばかりしています』詳細を訊くと、橋梁を繋ぐボルト(直径約5cm)を何回も地面に落とし、元請の監督も頭を抱えているとのことでした。
その時、気になっていた『が…』の意味が腑に落ちました♪ この現場は、産土による障りなどではなく、業者による人災が原因で工事が中断になったと、確信しました♪ この事実を知った以上、人災による2次災害を未然に防ぐ為にも、一般車両、歩行者の接近時には、警笛を鳴らし作業の手を止めるよう指示をし当日の業務を終えました♪
帰宅後、石切神社を調べていたら、ナガスネヒコの鎮魂の社でもあるような記事に触れました♪ 余談ではありますが、二年程前ナガスネヒコというブロガーの記事をよく読んでいたことを思い出しました(^^♪
よく解らないなりに、私の小宇宙の中での戯言は完結したかのように思えたのですが… 翌日三月三十日の光文書の表題を見てビックリ⁉ ナガスネヒコと生駒山⁇ まだ続いている~♪ 呼ばれてもいないのに~♪と、師に言われそうですが…♪
この衝動を自ら止められるとも思えず…♪ いずれ石切神社の総本山と生駒山行ってきま~す♪ 石神師アドバイス下さ~い(^^♪

桜を愛でる子らの写真を見て癒されている私です(^^♪