Mackeyのジョブズ通信

ジョブズ通信27「ずっと考えてる」

(5月23日収録分)

 

Macky:ああ、つ、疲れた…。ここ最近、ずっと作品制作で土日祝日関係なくペンを握ってる気がする…!

Steve:大丈夫かい? 昨日も一昨日も昼となく夕となくペンを握ってたり何かしら調べ物をしてたけど。

Macky:会長に言われるようになってから自分の行動思い返してて気づいたんだけどさ、私、ずーっとなんかいろいろと調べモノをするのが癖になってるんだよね。作品に限らず、アイデアとか疑問点があるとずっとそれを考えるのが癖になってて。で、暇さえあれば精神学的な命題(テーマ)の考察してたり考えたり上昇したり浮かぶ言葉を書き留めたりって、休日平日関係なく毎晩遅くまでやってるの。

Steve:で、それは24時間365日っていうのと変わらないんだね。

Macky:うん…。夢の中でも何かのデータが意識化されてるみたいで、妙に象徴的な夢を見るんだよね。少し前の光文書にも出てたけど、赤い龍と黒い龍が対立している夢とか。あれ、猪とか、とにかくなんか荒々しい獣のイメージなんだけど、数日くらい連続してずっと赤い獣と黒い獣の対立を夢に見てたんだよ。

Steve:面白いね。君の思考回路は実に興味深い。たまに観察してるんだけどさ、君っていつもずーっとストーリーのことを考えてるよね。それは小さい頃からずっとなのかい?

Macky:うん、ずっとそうだよ。たくさんストーリーを読んでるとさ、感情がエキサイトして、居ても立っても居られない時があって。そうすると、物語を作り出すんだ。最初は二次創作みたいに、既にある物語の登場人物で、こうだったらいいのにな、ああだったらいいのにな、って、それで物語を作るんだ。でも、そうしていると、そのうちオリジナルで物語を作ってみよう、ってなるの。で、どうせならみんなで、面白い!って言えるといいよねって。自分でも読んでて面白い!ってなるように作りたくなるじゃん。いろいろやり方とかを自分で調べて、あーでもないこーでもない、って頭の中でこねくり回しながらうんうん唸って、物語を作り出す――そういうのをね、小学校の時からずっとやってた。高校生になっても大学生になっても、社会人になっても、ずっと。

Macky:電車に乗ってても歩いてる時でも音楽聞いてる時でも、お風呂に入ってても、ご飯食べてても、寝る前でもずっと考えるの。仕事中暇になった時も考えてるかな。たまに手が止まったり思考が止まったりして、うっかり淹れていたお茶がまぁまぁ濃くなるほどね。だから結構な頻度でドジを踏むし、他のことがなかなか進まない。

Steve:なるほど、私生活に支障が出るほど考えるんだ。

Macky:うっ…。まぁ、そうだね…。で、それとは別に、絵を描くのも好きでさ。このキャラクターはこんな姿をしてて、こういう顔をするんだ、っていう、一枚絵っていうか、落書きみたいなのを描いてて。もともとは挿絵みたいなのが描けたら、自分で書いてみた小説も商業小説みたいに映えるかな?って思ってたのが主な理由なんだけど。

Macky:思い返せば、一番最初にキャラクターの絵を描きたい!って思ったのは、小学三年か四年生くらいで、漫画を読んでた時だったかな。鉛筆を握って、このキャラクターの目はどういう風に描いてるのかな?って、それを模写しようとしたの。そこから人を描くってことが気になって、これも自分で上手に描く方法を調べた。デッサンとか、人の体の構造や筋肉のつき方とか、デフォルメしてそれっぽく描く方法とか。

Steve:そうか、君はずっと独学なんだね。誰にも教わったことがないんだ。