ここにも一つの終活
2023年2月2日
語り:説諭士
議員生活27年、78歳の主人が、また更に過酷な世界に挑戦するという決心を固め、大幅に遅れながらの出馬の準備中。1月31日付けにて、市会議員職を退任いたしました。
辞職後の2月1日からは、正々堂々と県議選への挑戦に、精一杯取り組む事が出来る様になりました。
ことの発端は、2期連続選挙のない事が色濃くなり、今回も選挙が無ければ『12年間無投票』になると言うのはどうか?
それは許せない、『市民の審判を受けるべき』というところから、出馬の話が持ち上がったものでした。
正義感の強い主人の性格からすれば、当初反対していた身内も、そこまで決意が固いとは想像もしていませんでした。
1月3日と7日の娘たちとの話し合いで、やっと、主人の想いが娘たちに伝わった様な流れでした。
一般の伝え聞きした方々からも、過去トップ当選を続け優秀の美を飾って終われるのに、何で?またと言う声や、今更しんどい事に挑戦しなくても、健康のことが心配、年齢的にも当然のお言葉です。
今まで、主人を支えてくださって来た後援会の方々からも賛否両論のご意見でした。
先日、お集まりいただいた皆様方に「様々なご意見を、本当にありがたく受け止めています。でもまだまだやりたい事があり、どうか私のわがままをお許しください。」と言って頭を下げる主人の挨拶に、集まってくださった方々からは「勇気をもらったよ。やっぱり、何歳になっても挑戦する勇気が必要やと想った。元気でいる限り役に立とうと思わなあかん。共に頑張ろう!」と逆に勇気づけの言葉を、帰りがけに伝えてくださった方もいました。
主人と挨拶回りや、今後の行動を話し合っている時、ふと私の心に去来したものがありました。
主人は主人の立場で生き甲斐として、果敢に取り組もうとする意気込みが、多くの人たちに、『勇気と元気』を与える事につながっているのだという事に、身をもって気づかせていただきました。
『生涯現役』を健康で貫いてほしいと、祈りの精神で主人を支え、協力していくことが、今のわたしの務めだと心に刻み、最終の4月9日の投票日まで、主人の応援に奔走いたします。
「『選挙は魔物』だから、良くも悪くも人の心がよく見える。振り回されない様、『最高の笑顔を❣️』だよ。」と、いつか心に伝えられた言葉を再認識していると、27年間に培われた経験値なのか、人の心の動きが、手に取るほどよくわかるようになっていました。
それでも『笑顔』です。
その笑顔は、作り笑いではなく、心の底から応援していただける感謝の気持ちが、心の表れとして、自然に表現している事が大事です。
心無い握手であっても、心からの自然な笑顔によって、強く握り返してくださる体験も沢山してきました。
主人の決断が、良き方向に導かれます様に、、、祈り
また、今回も学ばせていただきます。