説諭士として
2022年12月8日
語り:説諭士
このお役目を推してくださったのが、モーセ様。
お役目を戴いた当初、何をすれば良いのか全く検討がつきませんでした。
その時、会長が仰ってくださった「あなたのたましいに刻まれた内容があるのでしょう」の言葉を信じるのみと言う心境でした。
それと、精神世界のお話しで言えば、幼少の頃より空海様がいつも近くにおられ、お釈迦様・イエス様等、皆様と接触できると言うことについては『死後の世界の存在』があって当然という理解がありました。
『説諭士』言葉の意味する通り、死を直前にした人を諭す。
まさに、『この世とあの世のハシワタシ』のお役目だと肝に銘じております。
この世に誕生した『生きとし生けるもの』の宿命として、人は、例外なく死を迎えます。
いかに自分の人生を生かし切れるのか?
人生を全うするために、自分の生き方はどうであったか、過去の体験で、高速道路で大型貨物自動車が、私たちの車の前に割り込んできて接触。
助手席側のドアは大型車のタイヤで真っ黒焦げに、車体は菱形になって大破。
時速100キロ以上のスピードだから、車が止まるまでの間主人はパニック状態。
「もうダメだ!このまま死んでしまう」と思った瞬間でした。幼い頃から、今まで生きてきた中での出来事の全て、自分の人生模様が、走馬灯の様に脳裏に映し出されていました。
その時わたしの生きてきた全ての日々の出来事をみつめていたのです。
私たちの脳には、誕生から、死の直前まで、全てがインプットしていることを知りました。
たましいの清らかさが、一目瞭然、嘘偽りは通らないのです。
若い頃、華道の師範からの教えに、「天地の理にかなったいけかたを学びなさい」と教えられました。
花材をいかに生かすか、いきいきと見せるには、持っていく方向、花の向きによってちょっとした変化が、雰囲気を全く違ったものに変えてしまいます。
「イキイキした表情を出してあげてね」初心者の頃、師範からよく言われた言葉です。
『イキイキした表情』は、その人や花を綺麗に見せますし、世界を明るくします。
オーバーかも知れませんが、でも周りの人も元気をもらえますよね。
わたしは、様々な相談事を受けますが、悩みの根本に気づけば、その人の顔の表情がとっても明るくなります。
それを感じて、「よかった❣️」とわたし自身も顔がほころびます。
二人の間に、幸せを感じる瞬間です。
人のためのお役に立てれば、とっても嬉しくなりそれが生きがいにつながるのです。
誰かのお役に立てることが、この上ない喜びにつながっていますし、この様な生き方を、学ばせていただいたことにも感謝です。
愛の種まき行為に成れば、更に幸いです。