たましいの目的 その四
起源を知る
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年七月二十五日 配信
積:私がゴッドブレインサイトで光文書の連載をはじめる前に、霊性時代というものを書いていました。現在、光文書で再掲載を始めています。その霊性時代に、すべて書いてあるのです。霊性時代から十二年経って、そこに書かれているデータで、みおや様が人間界に降りられたということは、つまりそれまで私がお伝えしてきた事は、人間のたましいのデータには今までなかったことなのです。それまで全人類の人間のたましいにあったデータというものは、救世主伝説も含めて、いつか誰かが出てきて助けてくれる、というデータだけしかなかったのです。それが昔のたましいのデータの元でした。今までの二千年間のたましいのお話です。
ところが二千六年に、みおや様は人間のたましいに降りられたために、たましいのデータが書き換えられました。つまり、今現在は、「あなたをすくう救世主はあなたです」または、「自分をすくう救世主は自分です」という、定義に書き換えられてしまいました。全人類の全員のたましいのデータが、書き換えられたのです。このことはすごく重要なのです。十二年前だったら、私は知りませんでした、という言い訳が通じたのです。ところが、 みおや様が人間のたましいに降りられた時点で、人間のたましいはすべて更新されました。ということは、私は知りませんでした、という言い訳は通用しなくなったのです。
何田:申し訳ありません。積先生、基本的な事を聞いて怒られるかもしれません。
みおや様って、何ですか? この存在は、「最終知識」の後ろにも記述されています。人間のたましいは、神々のデータを受け継いでいます。神々は、神のデータを受け継いできました。その神の大元の存在が、みおや様でしょうか?
積:みおや様というのは、神や神々の元たる神、存在です。
何田:あの、アマテラス神様やアマツツキ神様やクニトコタチ神様よりも、もっともっと元の偉い神様でしょうか?
積:この物質宇宙は、みおや様が目覚めるために用意された宇宙なのです。
何田:あっ、この物質宇宙は一点が爆発して、一点が広がってこの宇宙になりました。その一点の元の存在が、みおや様ということですか?
積:そう、物理学でいえば、特異点の時点の元にあった意識体です。
何田:えー! それはすごいですね。宇宙の元の存在が、人間の全員のたましいに入られたということ! ということは、そのみおや様のデータが全人類の人間に引き継がれたということでしょうか? 神や神々でなく、人間全員に。
積:私がずっと書いてきたり、お伝えしてきた内容を冷静に繋げてみてください。今まで、宗教という時代は全人類の意識を過去に向かわすためにありました。それによって人類は天文学、物理学によってこの物質宇宙の成り立ちが一点の爆発=ビッグバンである、ということを発見したのです。その過去に意識を向けて、ビッグバンを探し出させるために、宗教の時代はありました。そのようにすべての宇宙を創る時に、仕向けた存在の意志が背後にあります。宇宙創成以前の最初期からプログラムされて実行され続けているストーリーなのです。重要な点は、ビッグバンを発見させるためには良くも悪くも、過去にさかのぼって、最初の所に興味を向けさせるベクトルがいるでしょう。科学的思考も必要です。
何田:私はどこから来て、どこへ行くのか? という興味がすごくあります。
積:日本の神話もそうでしょう。世界の神話もそうでしょう。最初に、ただ一人の神様がおられました。そこから物質が生まれました。それを元の神様というでしょう。地球上の神話は、全て同じ事を伝えています。それは、神知(しんち)なのです。元の神様を超える存在が教えてくださった知識だから、神知なのです。それを、人知(じんち)で検証するために、人間の側から検証するために、キリスト教と科学技術文明の発達が必要不可欠だったのです。
そして人間は、ビッグバン理論を発見したのです。これらは、日本では生まれようがなかったのです。すべてが、元の神様を超える存在の神仕組みの実行の結果です。
何田:キリスト教と科学文明の発達のおかげで、ビッグバン理論の発見。これは一神教でないと、生まれようがなかったということ、でしょうか?
積:そうです。一神教が、ビッグバン理論の発見、ひいては、みおや様発見のために存在したとするならば、現在の科学的な知に到るまでに、途方もない血を人間は流してきました。それくらい、われわれ人間のたましいは、全員の罪が深いのです。精神界の物語は、あるいは、人間の覚醒は一筋縄ではいかないのです。