第97回

精神の進化 その七
「最後の審判」に至るための時空1

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年十二月十九日 配信

何田:精神学を学べば、自分に取り憑いているエネルギーが神のものか、悪魔か、霊か、他のものか? それらが何であるのかが、解るようになりますでしょうか?

:はい、解るようになります。しかし、解ったからといって取り憑かれるということ自体は、別のお話になります。たとえば、精神学を学んでエネルギーをよく解っているGさんのお話では、霊や何かに取り憑かれると、「すごく何か、事に執着する」ようになります。たとえば、食べ物だったり、お酒とか、先日までは自分に興味の無かったものが急に欲しくなったり、あー、このパターンは何かが取り憑いているパターンだと気づかれます。取り憑かれると、その欲望や要望を満足させてあげないと片付かない、ということです。取り憑かれている自分を観察し、検証しながら生活する必要が生まれてくるわけで、現在、世の中の皆さんは、こういう現象の時代で生きています。二十世紀までは、あの世があったので、霊は現界の人に取り憑くということはほとんどありませんでした。しかし、現在はあの世がなくなり、霊界が現界と重なっているため、人は気がつかないうちに、何体もの霊たちが身体に取り憑くという事態になっています。そのため本来の自分ではない自分が、行動を始めます。

何田:甘い物が欲しくなったり、お酒を飲みたくなったり、たばこが吸いたくなったりが・・・…急に現れるのですね。先に積先生がいわれた、取り憑いた霊が人の身体に入って多重霊構造の人として生きなければならなくなるということですね。一般の人は自覚できていないということですが、人は取り憑かれている霊や身体に入っている霊を浄化できますでしょうか?

:できます。できますが、反対に取り憑いた霊やエネルギーに、自分も操作されます。細心の注意と訓練が必要になります。Gさんは百戦錬磨で、そのことをよく解っておられますが、他の人は霊やエネルギーの取扱いと処理が解らないわけです。精神学を学べば、神、悪魔、霊、生き霊、つまりエネルギーの扱いと処理ができるようになります。精神学は、誰でも宇宙創世以来から現在へと続くエネルギーの扱い方と処理を学べる学問だからです。
何田:積先生、ありがとうございました。次の質問です。みおやさまは、どのような存在でしょうか?  宇宙の初めの神意識体ではなく、この地球の生命体の元の神様でしょうか?

:みおやさまは、宇宙神ではなく「日本の主宰神」です。日本の御神名でいえば、クニトコタチになるのかもしれないですが、日本の神話の御神名よりは、確実にかなり上位のご神格です。わかりやすくいうと、アマテラス大神やスサノオ大神の上に、親神のイザナギ大神、イザナミ大神がおられますが、さらに上神格の存在が、みおやさまです。

何田:お聞きしたい質問の中核は、イエス様を十字架(磔刑)にかけたのは、ねたみ、うらみ、そねみ、という自分達の欲望と保身ためには、何をしても許されるという間違った思い込み、精神の闇を持つ人達によってでした。質問は、人の闇とは神様の闇ですか?  神様も闇を持っておられたのでしょうか?  闇とは何でしょうか?  みおやさまの闇なのでしょうか?

:十字架。これは、みおやさまの闇でもあるのです。こう考えてください。この地球の歴史は、みおや様の光と闇を分離するための歴史だった、と。現在の地球は闇の側の勢力が、たとえば悪魔となって今の人類を支配しています。物語として、未来は、光と闇を分離したことによって、光は、光のエネルギーの定められた領域に行き、闇は、闇エネルギーの定められた領域に行きます。光も闇もなくなるわけではありません。昔からのエネルギーや物質は、光と闇を持って混ざっています。その光のエネルギーと闇のエネルギーを分けて、光は光のエネルギーばかりの領域へ、闇は闇エネルギーばかりの領域へ去って行く、吸収されることになります。この内容は、大昔から正しい神様筋が正しい預言者に伝えてきた、決められた正しい物語の内容です。

何田:ああ、そういうことでしたか! 元がひとつのエネルギーで光と闇に別けられて、去って行く、「私はどこから来てどこへ行くのか」のテーマの答えがここにある・・・・!
同じエネルギーなので、神も悪魔も属性が同じでどちらも神性を持っているものなのですね。そして神の中にも光と闇があり、悪魔の中にも光と闇があるということですね。要は神か悪魔かとか、善か悪ではなく、テーマは神様も人間も、光か闇か? 光エネルギーの領域に行くか? 闇エネルギーの領域に行くか? が重要ポイントなのですね。すると、光と闇に別れる前の時代がいまなのですか?

:そうです。それらを知ると、「最後の審判」というものが起こります。「最後の審判」が起きたその時点で、宇宙が二つに分かれるのです。光の宇宙と、闇の宇宙です。それは、因果律の向こうだから、もうその時点から先は、光の宇宙と闇の宇宙は、お互い関係がなくなります。

何田:それが、光の宇宙なのですね。私達、生物はたましいを持って、成長進化して光の宇宙に去って行くことが答えなのですね。

:そうです、今の私達が暮らしているこの時空というのは、その「最後の審判」に到るための時空なのです。この情報が置かれているのは、日本列島だけです。一神教の世界では、情報が置かれていないので、世界が困っている問題を解決することはできません。