第114回

未来の可能性 その一
この国が持つポテンシャル

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十九年四月十七日 配信

何田:この地球は、皆さんが地獄に行くように仕組まれている世界である、というのが実態だということですか。悪魔を育てて、自分も死んだあとは悪魔になるようなシステムということでしょうか?

:悪魔になるのではなくて、悪魔の手先として働くということです。

何田:失礼いたしました。

:現在の地球社会で、私が声を大きくしていいたいことは、今の半島の国家は地獄の様だと思いませんか。またその隣の大国に支配されている異民族の地域も、社会システムは地獄の様でしょう。

何田:そうですね。中国や韓国も超学歴社会で、競争社会です。若者も就職をしようと思えば、激しい競争を勝ち抜かなければ、大手企業に就職できないです。

:この世界、地球で唯一、希望があるのは日本なのです。その日本の希望というのは「精神学」です。ということは、世界の希望は日本にしかなくて、精神学にしかないとするならば、それで答えはでています。そのお話でいうならば、日本のしくみとか、神のしくみとかは成就したのです。あとはどれだけの、たましいが救われるのか? ですが、それはわかりません。救われるのは、極々(ごくごく)少ない可能性が高いですね。

何田:救われるたましいは本当に少なく、一厘よりも少ないかもしれません、ということでしょうか?

:それでもいいのです。
何田:積先生、ヒーロー物語でいいますと、地獄の世の中を天国の世の中にするために戦うのが、ヒーローだと思います。
精神学や神様業界はそういうのは、個人ひとりひとりの内なるレベルの戦いなのです。個人個人の中で、悪魔の手先になるような社会に対して、いかに光の者として生き抜くか? ということを問われているのであって、この世の中を光の世界にすることは問われていないのでしょうか?

:この世の中を、光の世界にするために働くことは、価値があります。
ただ今はその前の段階です。この世の中を光の世の中にするために、働くためにはどうしなければならないか? といったら、人間と社会と国家と宗教、そして神様との関係をきちんと交通整理しないと、お金を支配している人間に、人間のたましいが支配され続ける世界が続くことになるのです。そこに救済なんてないでしょう。

何田:たましいが、お金を支配している人間たちに支配されている世の中。それらと戦い、卒業するには、まず自分の中で、人間・社会・国家・宗教・神様との関係を理屈できちんと交通整理し、理解すること。それで、たましいは光のものとして解放される、ということでしょうか。

積:それは個人個人、ひとりひとりの覚醒によって解決できます。今までは無理でした。しかし今の日本人は覚醒さえすればこの国の社会システムやお金の制度も変えて、すべてを作り替えることができるのです。そこの覚醒があったら、今の世界の中央銀行が何を研究しているのかというと、次の時代の通貨を研究しています。仮想通貨を次の時代の通貨にしようとしています。今の中央銀行制度のままで、それを行うと、その仮想通貨は心が闇の人達のツールになります。
今までの支配システムとは違う貨幣のシステムは、日本人が目覚めて、これからの日本の通貨制度はこういう方法でやります、といえば作り替えることができるのです。
その制度が、誰のために何のために設計されて、何のために運用されるのか? という出発点が、ひとりひとりの人間がより自由になって解放されて、たましいを磨くための人生に向き合えるような社会を作るための通貨制度を作りますと、決めればそれでできるのです。 なぜ、やらないのですか?

何田:そのお言葉を皆さんが感動して、その通りだと思って……。

:皆さんが思ってくれたら、もう世の中が変わりはじめます。なぜなら、それを現実化するため政治家が生まれて、それを一生懸命主張して、その人達が投票によって支持されれば、それが現実化するのです。それが現実化しないのは、現実化しないと皆さんの頭の中に、すり込まれているだけなのです。今の日本人は、理想を求めて、そこに向かって努力すれば、制度的には達成することができるポジションにいます。それって、実はすごいことなのです。地球の歴史上においてなかったことです。

何田:他の国でもそんなのは・・・。

:他の国ではあり得ません。日本人だけがその特権を与えられているのです。

何田:今の日本人が目覚めていない理由は、自分がこういう立場で生まれているのだと自覚していないだけで、積先生のお言葉を聞いてそうだと思ったら・・・…。

:そうです。もうその時点から世の中が変わります。最初のうちは皆さん、そんなことあるかい! と疑うのです。
でも聞いていくとそのうち、けれどな?! 冷静に考えてみたらそうかもしれないな! と思い始めたら、それだけでもう世の中が変わるのです。人間の覚醒というのは、そういうことです。