超えていく その九
本当の神の働き
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
初回 二千二十年九月二十三日 配信
積:たましいのお話でいうと、人間の身体の中にはたましいがあって、ご本人が否定しようとしてもたましいは反応するのです。だから否定しても興味はあるのです。もし、たましいに興味を持ったとしたら、変なお話ですが、(つながるのは)格式の高い神様のほうがいいでしょう。「自分のたましいは格式の高い神様のほうがいいな」と、子供が思うでしょう。そうすると、精神学を学ぶ気になるのです。次に、精神学を学び始めると格式の高い神様のワケミタマをいただくと、人生で苦労するぞ、と教えられるのです。ふふふ。でも、それでよいのです。
何田:それで、よいのですね。能力が高い人ほど働いて周囲に貢献するということになるから、それでも光の人として働くことは格式の高い神様と契約することになる、ということでいいのですね。
積:それでも働きたいと思ったら、働くようになるのです。だから神様と改めて契約する方法を、星白さんが書くマンガ『ICON』は世界の子供達に伝えるようなマンガになるはずだよ。神様に見いだされて、神様に教育されて、神様に使われるようになるのがどれだけ幸せか、ということです。「試練はある」のだけれどね。でも、その試練がなかったら、戦いの現場に出て、生きていけないからね。
何田:積先生、日本人って神様が好きですが実際の神様のことを全然知らないのですね。ほとんどの日本人が自分の好き勝手に神様を解釈し、本当の神様のお働きを感謝したり認めたりしないという社会になってしまった・・・。
積:そうですね。だから、神様との出会いというのはこういうものだよ、というのがマンガになったらいいのです。神様との出会いというのにはね、人によってはある日突然(神様から)「おいで」というのがあるから。
何田:積先生の場合は明確に頭に神様の声が響いてこられたのでしょう?
積:はい。そうです。
何田:他の人達はどうなのでしょう? 積先生と同じように神様の声が頭の中に響いたり、聞こえたりしているのでしょうか? どう神様とコンタクトになっているのでしょうか?
積:浄化と上昇をやれば(神様の声やしるしが頭の中に)響くようになると、伝えているでしょう。浄化と上昇すれば神様とコンタクトができるのだから。人間は神の子だから、本来、つながるのです。私にいわせれば、浄化と上昇をきちんとしていないから、神様の声が聞こえないのです。浄化と上昇を世界中の人々がマスターしてくれたら、それこそ神様の言葉がダイレクトに頭の中に降りてくるかもしれないよ、そういうことです。それを狙っているのです、あのマンガ『ICON』は。
何田:神様のお言葉というのは、人の頭の中に日本語で降りてくるのでしょうか?
積:何田さん、精神世界のエネルギーというのは人の頭の中に降りてきたときに、その人の言語に翻訳されるから、意味は自然と理解できるから心配はいりません。神様のことに興味があるか、ないかです。ただ、神様のことに興味があったら、若い人達は日本語を学びます。日本語が神界語だからです。望めば、若い人達は必ず神様とコンタクトできるようになります。
何田:なんか昔は、日本語が難しいとかいわれていましたが、日本語の方が実際学ぶと簡単なのでしょうか?
積:日本語の方が他言語に比べて簡単です。それは、言霊(ことだま)があるからです。日本語の漢字を読めなくても、しゃべれるでしょう。発音すればいいのです。神様とコンタクトするにはしゃべれればいいのです。言霊は、音霊だからです。だから、必ずしも日本語の漢字を読める人でなくてもいいのです。
何田:なるほどわかりました。では、神様方は人間が心の中で思っていることを読まれるのでしょうか? 声に出さなくても神様に伝わるのでしょうか?
積:神様は人間の心の中も読めますよ。なぜなら、たましいの一部は神のものだから……。
何田:でも、声に出して、口から言霊として発音する方がよいのですね。
積:そうです。ご挨拶するときとかは、音霊として、口から声に出さないといけませんね。
何田:私がひとりで天に祈る時も、審判を希求しますと願う時も、声を口に出していうというのが大事といわれています。つまり、信仰があっても信じきれていないということは、ご当人が神様とつながっているという自覚がない、のですか?
積:そうです。
何田:自覚がない! 浄化と上昇しても、やっていますといっても、上昇しきれていないし、真剣でないし、切に求めていないし・・・
積:浄化と上昇を信じきれていない、からです。
何田:なぜ信じきれていないからか? というと自覚がないから。ではどうすればいいのかというと、浄化と上昇をちゃんと前向きにやっていないからでしょう。ちゃんと、浄化と上昇をやれば結果がもらえて、自覚が出てきて、信じ始めることができる。光の階段を登るようであります。
積:ですから、何度もお伝えしているように、人間にとっての神様との出会いというのは、女の子と男の子が恋い焦がれるということと近いのです。本当の理想的な恋愛とは、たましいとたましいが呼応しあうような感じになるでしょう。そうなるのです、神様と。