(11月30日収録)
Mackey:おはよう。いきなりだけどスマホ買うことになった。
Steve:ああ、話は聞いてるよ? で、どっちにするの? iPhone? Android?
Mackey:迷ってる…。イーロン・マスクがTwitterを買収してあれこれ改革したことに対して、Appleがガイドライン違反だということでApp StoreからのTwitterアプリの削除や、広告表示からの撤退をちらつかせているんだって。確かに分からないでもない。今のTwitterって今まで以上にネット掲示板ぐらい遠慮がなくて治安も悪いし品がない状態に戻ったから。(ただ玉石混交にしても情報収集ツールとしてはよくできている)なんかこういう話聞くと、印象が悪くなるよねー…。
Steve:僕だったら迷いなくTwitterの世界はXXXXって言ってる。
Mackey:放送禁止用語を使うのはやめてね…。
Steve:適宜上手に変換してくれてるのに?
Mackey:一応公共配信なので配慮してほし…あー、うん、そういう配慮をがんばると今のAppleとTwitterの関係になるのかもね。
Steve:間違っちゃいないけど、今のAppleってもう僕の知っているAppleじゃないからね…。
ジョブズ通信53「りんごの死?」
Mackey:Appleは中国指導部に味方してるんじゃないか?とまで言われているみたい。この前の中国で起きたゼロコロナ政策への抗議デモを支えたのは、Apple製品のAirDrop機能だと言われていて。インターネットを介さずに近場の人とファイル・情報共有ができるシステムだから、中国の指導部の監視網をくぐり抜けられた、というからくりだけど、Appleはこの使用に中国限定で制限をかけたという話。…製品に好感を持っていたのか、Steve Jobsとそこに象徴されるスタイルに魅力を感じていたのか? 改めて問い直すと、ものづくりの中の精神に魅力があったからだと気づいた感じがする。
Steve:で、今のAppleにはその精神はないって言いたいわけだね。僕も全面的に同意するよ。
Mackey:前にプライベートで雑談した時、Appleを見限ったみたいな話、してたもんね。
Steve:見限ったというか、Appleが僕を裏切ったというか。まぁ、僕はZEN的な美しさを求めてAppleを作ったし、その企業精神や風土、雰囲気(atmosphere)を作ろうと思ってたんだけどさ。そういう日本の精神のように研ぎ澄まされた美しさや潔さがなくなったと言われてしまえば、もう僕の求めていた理想はAppleには存在しない。Yes, Apple was dead.
…ついでに相談なんだけどさ、スマホ作ろうよMackey。
Mackey:ノートパソコンも作れてないのに無茶を言うね(苦笑)。デザインとかスペックとか難しくない?
Steve:僕は全ての手のひらにテクノロジーと未来を届けるんだ。それがNCAの使命だと思ってる。
Mackey:いいキャッチだね。
Steve:だろ?
Mackey:面白いと思ってもらえれば楽しいけど。そうだなぁ、Wishリストに加えておこうか。具体的には何がいる? あの薄くて小さな筐体の中に、山ほどライセンシーが必要な技術と半導体とプリント基板と、CPUとメモリ、あと持ちがよいバッテリーを入れないといけないでしょ?
Steve:OSとソフトウェアも必要だね。エンジニアリングができる強力なチームをネットしないと難しいな。
Mackey:コンプライアンスやPL法もちゃんとしてないとしょっぴかれるねぇ(某会社の製品みたいにリチウム爆弾にしないようにしなくちゃ…)。無線機でもあるから技適も出さないと。
Steve:その辺に強い人をリクルートしないといけないか。探してこないとね。
Mackey:法務部門がないね、そういえば。
Steve:総務もいるよ。経理も。
Mackey:うわぁ、全然知識も経験も何もかも足りない(笑)。やりたいと思うほどの熱意と時間と経験をもったメンバーはなかなかいないねぇ…。
Steve:ううん、できるんだよ。実は。
Mackey:どういうこと?
Steve:僕さ、日本って人材の宝庫だなって思ってるんだ。
Mackey:その心は?
Steve:分かってるだろ。定年退職してもバリバリ元気な年寄りが死ぬほどいる。事務も経験も豊富な人材がたくさんいる。そういう人たちを普通にパートでも雇える国だ、ここは。
Mackey:で?
Steve:アドバイザーとして彼らを雇う。実務を担う若手を育ててもらう。とか。まぁアイデアのひとつだけどね。実現可能性はさておき。
Mackey:ふむ。それだけのことをしようと思うとかなりお金も必要だね。ただNCAとまだ始めたばかりの私たちだからなぁ、うさんくさく思われたりしそうだし、お金借りられるかな…。
Steve:まぁとにかく言いたいのはさ。ボケた老人ばかりの国にするよりも、全員に気持ちよく、働きたい人には働いてもらって、人がボケない国にした方がいいと思う。働いてるお年寄りの方がしゃかりきとしていて元気じゃないか。これだけの人材というリソースが待機している国を、どうしてこんなにダメにできるのか。僕はこの国の政府、さては無能を通り越して天才だなって思ってるから。
Mackey:裏の方にいる人が日本を潰すことにかけて天才的に頭がいいんじゃないの?(※適当に言っています)
Steve:まぁそういう話も聞きはしたけど。いずれにしてもなんていうか、言葉は悪いけど大崩壊待ちなんだよね、僕からすると。今までの世界観を大転換してスクラップアンドビルドする、そういう巨大な時代がもう一度来て、全く違うステージからここに挑めるって、正直生きてた頃よりワクワクしてるよ、僕。(死んでも)人生は再挑戦してみるもんだね。
Mackey:私は絶賛挑戦中です…。
Steve:結構なことだ! Have your best chance!