精神の進化 その一
たましいの殻
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年十一月三七日 配信
何田:積先生の今まで伝えられてきた内容を、日本人で気づいたり理解している人はいるのでしょうか?
積:現在は少しの人しかいません。私が死んだ頃にはもうちょっと気付く人が増えると思います。世界の希望は日本にしかないのです。ということが、私がお伝えしている内容ですが、これは私がいっているのではなくて、神様がいっておられることなのです。そういう様に、神様によって仕組まれているのです。歴史を見てみたら私のいっていることに間違いはないと解ってもらえると思います。
何田:その神様というのは日本神界のことではなく、精神界というかもっと遙か上位神界の神様のことですね。
積:もうそれは、失礼ながら古い日本神界のお役目は終わったのです。地球も世界も、次のステージに移動しています。
何田:なるほどわかりました。しかし人が積先生のお伝えの内容を、よく把握できない理由は何でしょう?
人は、神性が宿る言葉を聞くとたましいが震えて感動し、自然と涙がでてきます。積先生、ひょっとして、たましいの殻が邪魔しているのでしょうか? 人間の身体の中に、たましいが入っています。身体には意識があって自分の身体のたましいを認識しています。身体の意識はとても素直です。しかし、たましいには殻みたいなものがあって、鳥の卵じゃないけれど、この殻が頑丈すぎて、たましいの中にある崇高な神様の素(もと)の進化すべき神性に情報が届かない。あるいは神性が、たましいの殻を破れないでいるから、人間は精神の成長進化が遅いのでしょうか?
積:それは、あります。人はもの凄く強固な殻の中に、本当の自分=たましいは閉じこもって、皆さん生きているのです。かわいそうに・・・…。この人生でその殻を脱出できなければ、その人はそのまま死ぬと地獄行きとはそういうことなのです。
何田:先生、あの自分の意識だけ、自分の努力だけでは脱出できない、のですね。
積:そう、自分の意識だけでは脱出はできません。たましい(小宇宙)の殻はそんな簡単なものではありません。
何田:よし、今日から反省したので、私は変わるぞ、やるぞ! と奮起して自分で言葉と行動を悔い改めて、やってみてもでしょうか?
積:それを毎朝、毎日毎日、続ければ、自分は変わるかもしれません。だいたい三日坊主で人はやめてしまうから、だめなのです、暗黒の自分に戻ってしまうのです。自分が変わるまで、たましいや小宇宙の殻を破るまで続けなければいけません。
何田:いろいろお聞きしたい内容がいっぱいありまして。精神学は、精神エネルギーを論理的に扱う学問ですか?
積:そうですよ。エネルギーの究極の形が、神様なのです。 精神はエネルギーなのです。※精神=エネルギー → 完成した究極のエネルギー=神様=完成した精神
今まで何度も説明している中で、一番皆さんが知って理解しなければいけないポイントです。この内容をひとりの人間が受け入れれば、その人は成長し進化が始まります。
何田:あっ、自分の精神はエネルギー、エネルギーの究極形が神様、人は神様を目指すようにできているから、人は精神を完成させるということでしょうか。精製されたエネルギーが神様で、人の崇高な精神ということでしょうか。
積:神様が仕組まれたこの宇宙の仕組みでいうならば、アインシュタインの方程式に、E=mc2(イーイコールエムシー二乗)というものがあります。(Eはエネルギー、mは質量(重さ)、cは光速度、2は二乗) この物質宇宙が生まれた時にね、はじめにE(エネルギー)があったのです。それがビッグバン(ビッグバン理論)によって、m(重さ)とc(光速度t÷s÷s=時間と空間)に分かれたということが証明されています。エネルギーが時間と空間と物質に分かれたのがこの宇宙です。 (速さは空間(距離)÷時間=速度で計算できます) 素(もと)はすべてエネルギーでできているというわけです。本当の神様(完成された神様)は、超エネルギー体だから、その超エネルギー体に時間も空間も必要ないでしょうし、物質も必要ないでしょう。
何田:ああ、その超エネルギー体が、みおや様ですか?
積:いいえ、この物質宇宙はまだ不完全なのです。その超エネルギー体はまだ完成していません。この物質宇宙は進化の途中です。この宇宙進化の最終形は、その超エネルギー体が完成すると完全な神様になって、この物質宇宙が完成します。このことを発見したのが、みおや様です。みおや様はそこに、完全なる超エネルギー体=完全な神様のところに行きたいのです。この地球はその、みおや様の自己発見のための場所なのです。それでその、みおや様の分けみたまである人類の皆さんが人の血を流してきたのです。なぜ、地球の人間の血を、戦いによって数多くの人の血を流されなければならなかったのか? その理由は、みおや様以下世界中の皆さんが、この物質宇宙の誕生前に真の唯一の神様によって計画された、この物質宇宙が完全な超エネルギー体になることを理解するためでした。それで我々はこんなに血を流してきたのか、なんだこんな簡単なことだったのか、と。その出発点に、みおや様以下人類がものすごい勘違い、自分は神様だから何でも許されるという勘違いをした罪と罰の結果です。
何田:みおや様は、精製された超エネルギー体では・・・…?
積:みおや様は、超エネルギー体ではありません。みおや様はこの地球の主宰神です。この血塗られた地球と全ての歴史、資本主義や戦争すべてを含めて、すべての人類の血塗られた歴史の責任を背負われているかただと考えれば理解ができます。自分が親であったが故に、この人間の血塗られた歴史があったのだ、その責任を取るためにご自分は地球の主宰神をやっています。ありがたいことです。
何田:積先生、植物も動物も昆虫も私達も活動しているエネルギーというのは、宇宙の素のエネルギー体と同じエネルギーですか?
積:そうです。この宇宙の完成に向かって進化しているエネルギー体と、同じエネルギーをルーツにしています。ですから、皆さん人間は植物と語り合うことができるし、動物、昆虫、石、岩、水、地球も含めてコンタクトすることができます。みんな同じエネルギーだから語り合えるのです。