ジョブズ通信8「Don’t think. Feel.」

Steve:で、僕が思う日本から世界が学ぶべきことはさ、奴隷制をやめることだ。誰も幸せにならないビジネスなんてビジネスじゃない。日本は人を幸せにすることを考えて政治も仕事もしないとダメになる。今、日本は何を考えて政治をしている? 仕事をしている? カネのことしか考えていないだろう? 美しさと幸福を追求する心がなければ、僕の惚れた日本はなくなってしまう。でも、それを「違う」と言い切ってくれる人たちがいた。それが精神学協会だったんだ。

Macky:Steveの言う美しさっていうのは、精神学で言う「正しさ」に繋がるのかもしれないね。

Steve:そうかもしれない。美しいことは正しいことだ。正しいならば美しいことのはずなんだ。

Macky:ただ、一方で、美しいけれど、魔的な美しさもある。

Steve:邪悪だよ。見てくれだけ綺麗にしても、心が汚い。そういう波動を読める人間は、Louis VuittonもHermesもBurberryも手に取らないだろう。

Mackey:言い切るね…私、唐突にこの対談を書くのがちょっぴり怖くなってきたよ…。

Steve:今更だろう。君、僕の対談を書く以前に、あらゆる面で魔界に喧嘩を売ってるじゃないか。波動チャンネルしかり、シンロジアしかり、ダークサイドの邪魔になることしかしてないけど。

Macky:なんでこうしてヘラヘラ生きてるんだろうねぇ(笑)

Steve:いやいや。禅僧のようなというのは言い過ぎだけど、結局君も僕と同じで、結構いろいろと突き詰めていくタイプだろう?

Macky:そんなことは…ないよ? 毎日そんなに深く考えて生きてない(笑)

Steve:嘘言っちゃいけないよ(笑)すぐに奥に行って感得しちゃうから、深いと感じる暇がないだけさ。

Macky:説明が難しいんだもの…。他の皆がちゃんと論理立てて説明できることが、私には難しい。

Steve:そりゃそうさ。君が感じている世界っていうのは、言葉で表現できる領域をすでに超えている。それはどういうことかっていうと、「言葉は神なりき」の世界を超えてしまったってことだ。新世代の子どもたちは、たぶん感覚的に世界のステージを理解している。感覚は論理に比べると馬鹿にされがちだけど、日本人はそれで世界を超えてきたというところに答えがある。感性の情報は言葉だけのロジックを超えるんだよ。聖書の神は「はじめに言葉ありき」だった。言葉を超えて理解できなければ、君たちは宇宙を超えられない。

Macky:そうか、だから、言葉の世界は聖書の世界まで、なんだね。

Steve:ZENは問答による本質の感得への到達を主目的としていた。僕がこうしてライトサイドの意識体として存在できているのは、きっとZENを実践するどこかの時点で感性の世界に入ったことで、聖書の神を超えて、この世界のダークサイドから離脱できたからだと思うんだ。

Macky:ああ、だから、ブッダは…。

Steve:そう。そこに答えがあるんだよ。(日本の)言挙げせずの文化は、言葉にしないことで扱う情報量をものすごく増やしているんだ。

 

 


MackyのMEMO:
最終知識は、はじめに言葉ありきではなく、「はじめに結語ありき」。
日本人は時々、何もかもすっ飛ばして、なぜかオチの結論だけが最初から出ている。
日本語は論理的な言語だからこそ、ノーベル賞もとれるし、日本語だけですべての勉強ができる、という特性があるけれど、言葉以上の情報を処理する能力も養うの、かも…?