神を超えよ!仏を超えよ!

第209回(Repeat)

世界はどこへ その3
光の戦士

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史 初回 二千二十一年二月十日 配信

何田:積先生、すべての人間が光の約束された地球に住めることが、救われることだ、幸せになれることだ、ということは間違いであるということですか。ということは、人間ひとりで生まれてきて、光の方向を目指して、自分で光と闇を選択し、光だと思って一生懸命がんばって生きてきても、自分の人生は正しかった! と思ってきた道は、闇の道・地獄への道だということに、死んでから気がつき、たましいは死んだら地獄で後悔するのですね。なんという・・・…この神様のしくみ。ある人間にとって、正しいと思ってきた道は闇ですか?

:そういう者達にとっては、そうです。だって最初から、さだめられているからです。

何田:あいだの人間はいないのですか?!

:ほとんどの人は、あいだの人間です。ほとんどの人間のたましいに中には、光と闇があります。光と闇のあいだに位置する人達ばかりです。だから、宗教家がみんな間違った方向に、導いてきたのです。

何田:そこを、もう少し詳しく教えてください。宗教家は、最初は正しい方向だと信じて、行動してきたのに。

:そうかな? 宗教家というのは、たとえばバチカンの歴史を調べてもらったらわかりますが、バチカンが初期からイエス様の教えに忠実であったかというと、おおいにクエスチョン? がつきませんか。つまり、要するにキリスト教の歴史というのは、聖書の神様の闇の側面を表に出すために、二千年もの時間がかかったわけです。神様もまた、光と闇の合体物なのだから、しかたがないのです。闇が力(ちから)を持って。この人間世界において、悲惨な物語を生み出してきた二千年の時間は、エネルギー的に説明すれば、それは放出期間なのです。その放出期間が終わった時に、最後の審判がきます。人間の歴史というのは、闇の部分がほとんどなのです。その闇と戦って、非業の死を遂げた人達はたくさんおられました。

何田:光がエネルギーだと思っていましたが、精神学では闇もエネルギーだということですね。

:闇のエネルギーを光に変えるために、歴史が必要なのです。

何田:積先生、そう説明されますと、少し誤解が生じます。つまり、闇のものは光になれるのでしょうか?

:闇のものは光になれます! 何田さん、まだわかっていませんね。これは、「闇の者は光になれます」という物語だからです。

何田:それが、悔い改めですか?

:そうです! 闇の者が光の者になるためには、悔い改めなければいけないのです。もっとわかりやすく説明すると、堕天使(だてんし)て、いますよね。悪魔くんです。一番、最初のころの悪魔くんです。悪魔くんは、一神教の世界の神様を知っているのです。だから、「一神教の神様は全知でも全能でもない! ウソばかり言いやがって。神様は、造物主ではない」といって、堕天使は地上に降りてきたのです。

何田:堕天使というのは、ルシファーさんのこと、ですね。(何田注:ルシファー (Lucifer)、天界にいた時は大天使ルシフェルで明けの明星を指す天使であり、光をもたらす者という意味をもつ。地上に降りて悪魔・堕天使をつけられる。)

:そうです。それらの者が地上の人間界でいろいろ悪さをして、宗教もいろいろ作ったりして、人間集団の信仰を集めたら、神のごときものを作れるかな? と思って、やってみたわけです。でも、神のごときものは作れませんでした。そういう結果が、わかったのです。これらを繰り返してきたのが、この二千年の歴史なのです。そこで、神様というものを知っている意識体、つまりルシファーくん達や悪魔、堕天使くんたちと、私が会った時に、彼らは(本当の)神様を知っているので、真っ先に足を洗って(悪魔や堕天使の役目を放棄して)こっちにきたのです。 (何田注:ルシフェルは堕天使から聖天使に戻って、仲間と共に、積先生のもとへ精神学に参加してこられた)

何田:天使ルシフェルは、光の天使として、仲間と一緒に、積先生のところに来られたということですね。

:そうです。私は、悪魔のことに、とても詳しいのです。なぜか? 一番、最初期に、彼らが寝返っているから、です。彼ら(ルシフェルや堕天使)が寝返らなければ、悪魔に勝つことができないのです。なんとなくわかりますか? 「最終知識」というものは、悪魔がおこなってきたことのデータ(情報)を、私の頭にインプットするために、書かれています。悪魔は、こういう風に働くのだよと、教えているのです。「最終知識」がわからないと、悪魔と戦えないのです。今現在、アメリカで神の軍団・光の戦士として戦っているのは、「最終知識」を学んだ光の戦士達が、闇の勢力と戦っています。精神学のヒストリーは、そういうように設定されています。最初から、「光が勝利します」と決定しているから、今の私はニコニコしながら歴史を観察しているのです。