神を超えよ!仏を超えよ!

第113回

神代の話 その四
たましいの中の神性が羅針盤

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十九年四月十日 配信

:神様と日本人の関係は、世界から見るとすごい人種差別的なのです。正しく知れば。でも、それが神のしくみ、なのです。だから、日本語は神界語なのです。すべて人間が平等なら、中国語の神様がいてもいいし、英語の神様がいてもいいのですが、そういうことにはなっていません。今までの地上の歴史は、イエスの十字架以来、神なき人間の歴史が二千年でした。その神なき人間の歴史の二千年の間で、唯一神がいた場所が日本列島なのです。その神なき時代を終わらせるために、「最終知識」という書が世にでました。聖書の約束はすべて果たされます、と「最終知識」には記されています。ということは現在、日本で生まれて暮らしているあなた方のたましいのレベルは、人類の進化の最終段階に到達している、ということなのです。日本以外の世界では、アメリカの人達や中国の人達は、まだ人のたましいがそのレベルに達していないから、アメリカ人として生まれ、中国人として生まれてきているのです。それを象徴的に人々に理解させるしくみが、天皇制というシステムです。現在の今上陛下は人間として生きておられないでしょう。

何田:ああ、今上陛下に、私(わたくし)というものが無いからでしょうか?

:そうです。すくなくとも、今上陛下は私というものをいっさい無視して生きておられるのです。それは、誤解を生むかもしれませんが、現人神(あらひとがみ)といういい方もできるでしょう。

何田:たとえは違うかもしれませんが、私無き人生を、日本国と日本国民の象徴として二十四時間、国家と国民の安寧のために働かれていると考えると、現人神という言い方はほとんどの日本国民の納得するところだと思います。

:でしょう。それは、人間はそこまで成長できるという証明なのです。

何田:一般の、普通の人でも、私というものを無くして、神様や天の意向に沿って働けば、今上陛下のように精神性高く、成長ができるということでしょうか。

:今まで宗教家や宗教だったら、自分は、または自分たちは、天皇より偉いのだというはずです。でも私は神様業界を代表して、日本国及び天皇の擁護者をしてください、といわれてやっているわけです。それは神様業界からです。なぜなら神(神様や天を超える存在)は、そのために日本のシステムを作ったのだから。それが民主主義の次の世界の人々を幸福に導くための統治システムのモデルなのです。

何田:積先生。日本が世界の次の統治システムのモデルですか? 日本国が?

:そうです。それを戦前は、天皇を中心とした日本型の統治システムを世界に広げようとしたから、戦争に負けたのです。それではダメなのです。日本のシステムを世界に広げる時に、日本人が広げてはダメなのです。

何田:あの、日本人が世界に出て他の土地にやってきて、ヨーロッパやアメリカのように、植民地として統治するのは間違いだった、ということでしょうか?

:日本文化を他の国に押しつけることによって、たとえば満州国だった所が日本国になると思えません。民族とはそういうものなのです。 それぞれの国が、日本国をモデルにして自分達の国づくりをしたらよい、もしくは日本をモデルにして自分達の民主主義を作ればよい、のです。新しいモデルの国では王様は要らない。もちろん、皇帝もいりません。 日本はいいな、と思った外国人が、たとえばアメリカ人がアメリカは天皇がいないので、次の大統領の代から、大統領のシステムをもう少しきちんと民主主義の精神を反映するように作り替えようよ、とか、権威と権力の分離をしようよとか、考えることはいくらでもあります。それが次の文明というものを作っていくことだと思います。

何田:なるほど。積先生、これからの時代に預言書や予言はもうないといわれています。それは未来がもう決まっているから、ともいわれています。だから、先の未来がほぼ確定している、といわれていましたが。

:予言があるのは、「最後の審判」まででいいのです。

何田:ああそうだったのですか! 最後の審判を示すために予言があったと考えれば、最後の審判の後では人や世の中は変わるのですね。それも劇的に、瞬く間に・・・…。

何田:積先生、先ほどいわれた、日本のシステムは、まだ完成していないのでしょうか?

:日本のシステムは完成しています。精神世界的には。それが、人間世界に反映されていないだけです。それを皆さんが知らないだけです。「最終知識」をまだほとんどの人が読んでおられないからです。

何田:人、ひとりひとりのたましいに、「最終知識」の情報が入っているのですが・・・。

:たましいに情報が入っていても意識化できていない、からです。

何田:積先生、みおやさまが人ひとりひとりのたましいの中に入っておられても、みおやさまの意志は人の意識上に反映されないということでしょうか?

:すでに、みおやさまの意志の傾向は世にでています。すこしは世の中、変わってきています。それがある時、大きなムーブメントになるはず、というのが神様世界の予定です。それがいつなのかは、私にもまだわかりません。私的にいわせていただくと、生きている人間が反応していないだけで、精神世界というかそのエネルギーの場における決着はついています。現在、日本で生きているほとんどの人間は地獄に行くよ、ということです。そこから先は因果律の問題、特異点の話で、もうお会いすることはないのです。だから、すべての人は救われますよね、という問いに対して、正しい答えはそんなことはありません、というのが答えです。今の世の中をごらんなさい。現在の世の中は、罪を犯すことをすすめるように仕組まれているのです。みんなが罪人になるように仕組まれていると、なぜ考えないのですか? あなた達は。そこら中に悪魔の誘惑があって、みんなで地獄の底に沈むように、今の社会は秩序づけられているのです。