闇の処理 その四
メメント・モリ(死を想え)
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十九年一月二十三日 配信
何田:いまの時代の日本人の中にも、神様の好きな人は多いです。けれども、私は神様のために働いています、と自信を持って生きている人は少ないです。神様は人を救うものだと考えて、自分が救われる・楽になる・ご利益を受けるという思い込みが、信仰になっていると思います。
積:私を救う救世主は、私なのです。自分を救ってくれる救世主こそ、自分です。予言された救世主の到来とは神様の代わりに働く、私であり、自分自身だったのです。いまの世界で、過去の宗教の影響で多くの人が勘違いをしていることに、生きている間に気づかせてあげられるのか? というのが、宗教の時代を終らせるという、私の役目の最大のテーマです。その時に最大のキーワードが終活です。メメント・モリとは、「死を想え」ということです。(メメント・モリ:ラテン語で、自分が必ず死ぬ存在であることを忘れるなという意味の警句であり、死を記憶せよ、死を想えなどと訳される)
これは、死の先には何があるのか? と、考えてから死んだ方がいいということです。
死の先に何があるのかは、それを死んだら終わりと答える人は、死んだらそれまでです。自分から地獄の闇に閉ざされます。自分のたましいを、自分で闇に閉ざすことになります。もし、死の先に何かがあると想える人は、死んだ後は光の世界へとあなたは行きたいことでしょう。いかがでしょうか? と、私は問います。それを真剣に考えて、生きる必要のある時代がきたのです。
何田:ほとんどの日本人は、死んだ後のことはわからないから考えていないです。しかし、たましいが存在することはよく知っています。多くの人が、自分が死んだ後にどうなるかを考えようとしませんが、たましいが残ることは理解していると思います。そうなると自分のたましいは、死んだ後には光の世界へ行きたいと望むことでしょう。
積:それであるならば、ほとんどの日本人の今の生き方では無理ですよね。すべては理屈なので、頭で考えたら答えはでるでしょう。死後の世界のことをきちんと考えて死んでいかないと、たましいは死後を考えていない世界に行ってしまいます。現在の日本社会の死後についての教育であるなら、たましいは地獄へ、闇の世界へ直行です。
ここから先は私の仕事なのですが、私の立場では「光の世界に行きますか?」「闇の世界に行きますか?」の二択でよいのです。死んだたましいの行き場は、光か、闇か、です。たましいは、右と左に分けられると聖書にも予言されているでしょう。あなたのたましいは、光の世界に行くか、闇の世界に行くかでしかないのです。
闇の世界は、永遠の地獄です。
光の世界は、永遠の喜びです。
あなたは、どちらがいいですか?
あなたは、どちらを選びますか?
それだけのことです。
(※シンプルで簡単な選択ですが重要なテーマです)
何田:光の世界が、永遠の喜びであったら、皆さんは永遠の喜びである光の世界を選ぶと思います。
積:死後の世界を否定する人は、否定すればよいのです。そんなものあるのか、といってね。そこはご自由になされたらよろしいです。ただ、この死後の真実、死んだ後の本当の世界を教えてあげることによって、実は、人間のたましいというのは、震えるのです。(震える、振える、奮える)
「あぁっ、そうだった!」と思いだすといってもいいでしょう。人によっては鳥肌がたつぐらい身体も反応します。それは、あなたが人間として生まれた時にそのデータが、たましいへと入っているからそのような反応が起こるのです。あなたのたましいが思いだすのです。
何田:死んだ後の真実を知った時に、たましいが反応するのでしょうか? それが自分にわかるのですね。
積:そうです。だから多くの中高年の人は正直じゃないので、ものすごく反発するのです。逆恨みするのです。でもその反応がでるということは、それが真実だということを知っているからです。その光の世界に行くためには正しい知識がないといけませんよ、というのが精神学です。過去の宗教的知識では、光の世界には行けません。
何田:積先生。たましいの中にある正しい知識を人に伝えたなら、正しい知識を知った人はたましいによって覚醒し、元気に生きていけるでしょうか? この日本社会では小さい子から若い人やお年寄り、シングルマザーや子供達まで、ウツや精神疾患などで、生きる希望を見失っている人が驚くほど多いからです。
積:正しく生きる希望が与えられないと、人間は壊れていきます。もしあなたが上手にその悩み苦しんでいる人達を激励してあげたいならば、ああここに来られて私に会えたのは天のお導きなので、という立場で、真実の正しい知識をお伝えしなさい。あなたの人生はここから始まります、といって勇気づけてあげなさい。あなたの今の苦しみは無駄にはなりません、とお伝えしなさい。
何田:はい、わかりました。本当にありがとうございました。積先生、やはり正しい言葉は人を救うといいますか・・・…。
積:そうですよ。人間の頭は、言葉がないと動かないのです。コンピュータのOS(オペレーティングシステム、基本ソフトプログラム)と一緒で、言葉がないと人間の脳は働かないのです。
何田:考えるということですね。
積:そうです。
何田:あの積先生、のりと(祝詞、ノリト)とは、意を乗せるといいます。言葉に意を乗せて、言霊(ことだま)になって現実化するといいますが、いかがでしょうか? 言葉にエネルギーが乗るのでしょうか?
積:言葉に正しい情報が乗った時に、それを言霊(ことだま)といいます。うその情報も言葉に乗ることがあるので、うその情報を発してはいけません。いまの時代は、そういう言葉にあふれています。注意をしなさい。
何田:はい、わかりました。積先生、正しい知識と情報を本当にありがとうございました。