たましいの行く先 その四
闇たちの存在意義
◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千十八年九月二十六日 配信
何田:積先生はこの前に、ヒトラーを操っていた悪魔達は明治維新の時から、日本に既にやってきて、現在の日本はもうほとんどその悪魔達の手中に落ちてしまっています、といわれました。でも、それは神を超えるはかりごと、神謀(しんぼう)であり、一神教の闇や悪魔達を日本で最後の審判の光にさらすためのことで、日本神界は一神教の闇や悪魔達を理解し、駆逐する方法をすでに手に入れたといわれています。闇や悪魔達の目的は何でしょうか?
積:一神教は古事記、日本書紀に示されている通り、スサノオという神様の意識でした。そのスサノオ神の意識の光の部分は神性を持ち、天の正義があり、公平公正で、平等と博愛に満ちています。それは、神の特性、光の部分です。しかし、他方で光以外の部分。闇の特性も持っています。ねたみ、そねみ、さかしら、暴力、略奪、ごうまん、自己中心的行動、そして破滅です。最後は必ず道理として、破滅にいたります。
光と闇は、神と悪魔のように相反する立場、同等なる対峙関係、ではありません。闇はあまりに精神がおさなく、欲望のまま、いわば子供の精神です。それに対し、神性の光は成長した精神の光です。光が大人で、闇は子供、光と闇は対等でなく天と地の隔たり以上に違います。古事記、日本書紀に記されているように、天のタカアマハラのルールは全員協議の上に結論を出す、本当の民主主義の制度です。そこに自己中心的な行動原理は否定されます。だから、子供であるスサノオ神は他の神々から天のタカアマハラを追放されます。日本神界の神々は精神進化で、世界宗教の神(スサノオの一神教)より大人なのです。この神話の意味を知れば、一神教の闇や悪魔を日本は駆逐し浄化ができます。これは神や神々を超える、唯一の神の神謀なのです。
「最後の審判」は、恐ろしいものでなく、神性の階梯を登るための最終試験であり、神化というか、進化の扉なのです。すべての存在は、最後の審判を受けなければ進化の先に進めないルールです。闇や悪魔達の目的は、最後の審判を地球上で起こさせないために、世界を第三次世界大戦のような大殺戮と破壊をして、最後の審判が来る日を先に延ばそうとしています。しかし、すでに天はそれを阻止しました。阻止されて、最後の審判はひとりひとりの小宇宙のたましいという場で起こることになりました。闇や悪魔達はその行動を阻止されて、もうすでに闇や悪魔達の出番は二度とありません。最終知識が日本に出たので、もう結審されたのです。最終知識が世界に出れば、世界で悪魔達が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)することはできません。二千年間、ずっと光と闇は戦い続けてきたけれど、決着がついて、これで最後の一厘は成就しました、ということなのです。最後の一厘は成就しました、という世界に成ってしまったので、闇や悪魔達にたましいを売った人間は、今までと違って復活する必要がなくなりました。もう、彼らも地獄に閉ざされたままになります。神性の光以外は全部、闇です。
たましいも同様に、死ぬ直前に光が少ないと、たましいが本来持っている闇に全体が取り込まれ、自らが行く世界を地獄化して落ちていきます。そしてもう出ることはありません(命の書の登録以外には) 。すべては理屈(りくつ)です。全部ひとつの理屈で説明できます。私は何一つ、特別新しいことをお話しているのでありません。昔から神の啓示、神話や預言者、聖人が伝えてきたことを理屈通りに整列して、皆さんに論理的に説明しているだけです。
何田:闇も悪魔達もその役目が終わりました、ということでしょうか?
積:すでに、闇の者も、悪魔達も去りました。でも、今の地上の悪魔的行為を行っている人間に憑いているのは、人間由来の悪魔です。人間がつくった悪魔です。人間が、悪魔ならこうするだろうと本来の悪魔もいないのに、自分で思い込んで悪魔の行為をおこなっている、人間がつくった悪魔的行動の悪魔です。つくられた悪魔です。人間の首を切って神様のためにといっていますが、やっている行為は悪魔的行為です。
何田:精神学協会に入っているから地獄に行かない、という考えはどうでしょうか?
積:地獄に行かないと思っている人は、地獄に行きます。
何田:地獄に行かないと思っていたら、地獄に行くのですか?
積:「こんなはずではない? 命の書に登録しているのに……」と思ったとしても、命の書とは、最後は光の世界に行くという約束なので、地獄に行っても救済があるのです。
何田:最終知識には、ひとりひとりが上がって考えるべきですと、神様の言葉で書いてあります。
積:そういってくださっている神々様の元の意志、みおやさまの最新データで見るならば、人間をコンピュータでたとえるなら、コンピュータのOS(オペレーティングシステム=システム)、そのものを作り替えたので、もう宗教の時代は終わりましたと、いわれています。宇宙の始まりのすべての たましい の元たる、たましいの存在(みおやさま)が宣言しておられるので、たましいの中の光と闇の戦いはもう終わってしまったのです。だから、ここから先が重要です。内側での光と闇の戦いはもう終わっているので、この先の時代の責任は皆さんひとりひとり、あなたたちの生き様の問題、信仰の問題に変わったことに気が付くべきなのです。全部、地球や自分の国、自分の周辺、自分の人生の責任は誰の責任でもなく、あなたがその環境や状況を選んで生きているのです。その責任はあなた自身にあり、解決策もあなた自身で簡単にできることに気が付くと、自分の人生も、環境も、国も、地球も、あなたが光の国に作り替えられること、それを自覚すれば自分で簡単に出来る時代になったこと、みおやさまが人間のOSを作り替えられたということは、それが可能になったと理解すべきなのです。その時代になった、ひとりひとりが救世主になる、過去多くの預言者が預言した時代と国が日本国であることを知ります。この正しい内容と知識を知って理解した人から、人生の光への扉が開きます。