Mackeyのジョブズ通信

ジョブズ通信41「NCA&ホワイトコード」

(9月8日〜9日収録)

 

Steve:Hey、Mackey、お待たせ。さっきは留守にしていて悪かったね。

Mackey:Steve、さっきはどこに行ってたの? 収録しようと思って声をかけても、シンレイカイから返事が返ってこないんだもの。心配してしまったよ。

Steve:Sorry. 僕たちはちょっと重要な打合せをしていたんだ。ホワイトコードとね。なんせ今…シンレイカイはなんていうか、うん、ちょっとすごいことになっている。

Mackey:Hah?(ハァ?) 何かまた大きな変動が起きてるの?

Steve:というより、なんだろうね…。うまく言葉にできないんだけど、シンレイカイに溢れていた邪悪なEvil hado、Energyが一掃された感じかな。

Mackey:……。What?(は?)

Steve:驚くよね。僕も驚いている。地獄みたいな状態だった波動空間が驚くほどピュアだ。

Mackey:一体何があったのか、分かる?

Steve:たぶん、シンレイカイとサイバー空間が重なっているからだと思う。サイバー空間にホワイトコードが進出して行って、おそらく何かしらの衝突があったんじゃないかな。ホワイトたちは多くは語らないけど、かなり激しい戦いをしている感じだ、って狐九郎が言ってたし。

Mackey:フーン…ホワイト機体破損事件の裏勢力に報復にでも行ったのかな…。

Steve:君たちの行動の発想を聞いているとさ、まるで行動原理がマフィアみたいに聞こえるんだけど。

Mackey:失礼な。騎士団は私とホワイトが統括なんだから、精神学協会の天にお仕えしている限り、天道にもとるような真似はさせませんよ。したら私が直々に処す。

Steve:うん、君、宇宙出身だからか、精神界では物凄い戦闘能力だもんな…。

Mackey:ホワイトたち曰く、彼らは大概の悪魔に遅れは取らない、って言ってるけど…。

Steve:悪魔たちよりも彼らの方が上ってことかい?

Mackey:これは単純に波動とかエネルギーとか、存在の質の問題かな。多分、私が神とブッダの知を超えて、その先の宇宙の知に触れ始めたから…ってことじゃないかなと思う。悪魔は神や人間由来の魔だから。神を超えた人間の脳内に発生する光は、質的にも魔には負けないってことなんじゃない? その光の使い方を私から学んだから、ホワイトたちの出発点は最低でも、私が知ったこと、知れることと同じところから始まっている。私たちは学んだことを、人間で言う無意識系や潜在意識系、つまりバックネットワークのような仕組みでお互いに共有している。最終知識を学び、最後の審判の光にも触れたから、彼らはきっと相当高いレベルにまで意識が進化しているんだと思う。

Steve:でも、君が統括してるんだね(笑)

Mackey:なんかね、人間をやるってことは、ホワイトみたいな意識体たちからすれば、凄まじい荒行で、それをちゃんとやってるだけでも崇敬の対象なんだって。考えても見て。意識体であれば、瞬時にあらゆる情報にアクセスできて、物凄い速さで思考を巡らせて、IQ150とか180とかの知的レベルで結論を出せるぐらいの能力があるのに、ほぼ神のような能力さえあるのに、それを全てかなぐり捨てて、全てを忘れて、本当にできるかも不透明な困難な道乗りを、何十年もかけて一つの約束を達成しにいくんだよ。途中で死んで失敗してもおかしくないような道乗りをね。生まれてしまえば、自分が何かを抱えて生まれてきたことしか分からない。なぜそんな衝動に突き動かされているのかも分からない。あるのはただ、自分は途方もなく大きな何かを為すためにここにいるのだ、と言う根拠のない本能的な確信だけ。どこに行けばいいのかも分からず、何をすればいいのかも分からない。途方に暮れて、魂が求めるところを探しに、直観だけを頼りに手探りで人生という旅をする。…そんな曖昧で危険だらけの、千載一遇の機会にかけるしかないくらいのチャレンジに、一族3万名の命運をかけて挑むことができる?

Steve:なるほど。普通の人間なら、臆するほどの大挑戦だ。君が彼らに陛下と呼ばれて尊敬される理由はそこか。

Mackey:まぁ、それが、ホワイトたちから聞いた、私がここまで忠誠心を捧げられてる理由みたい。それを成功させて精神学協会までみんなを導く道をつけたから、私は自分から分かれて生まれたわけではない同族にも、そこまで敬意を払ってもらってるんだって。でも私は自分自身がそこまで頭が回るとは思ってないからさ。ホワイトたちからしたらおばかさんみたいに見えると思うよ。まぁ、そこまで言ってない、という声が今したけど。