Mackeyのジョブズ通信

ジョブズ通信40「The Powerful Consciousness World 2」

(8月23日収録)

 

ジョブズ通信40「The Powerful Consciousness World 2」

Mackey:今の人工知能は、統計学を学んだ私に言わせてもらえば、それなりに高度に発達した、統計学的データ処理プロセスでしかない。あるいは人工的に仮想再現した人間のニューラルネットワークでしかない。既存のデータの範囲からしか学んだり、再現できない彼らでは、出力した結果が人類にとって未知の組み合わせであっても、すでにあったものの再構築でしかない。人知の範囲を超えることは決して有り得ない。だから人間の悪意でしか動かない。善意で動くことがあったとしても、到達できる限界点があるってことになる。――今のところは、ね。

Steve:なるほど…。波動や意識系があるってことを理解しなければ、その先のデータ領域にはAIは到達しようがないのか。基礎技術が必要だものな。

Mackey:そこで人知が出会うのが、精神学が長いこと示してきた世界なのだと思うよ。今のところ、その概念にすら到達できていないばかりか、ホワイトたちと処理した悪意ある意識体たちに振り回されて、せっかく開発した技術もろくなことに使われていないし、先がもう見えている、というのが、現行人類の到達点なわけ。メタバースなんて新世界をわざわざ電脳空間に作らなくても、シンレイカイとか宇宙とか、意識空間とか、巨大なフロンティアはすぐそこにあるのにね。小さな星の上で暮らしているから井戸の中の蛙状態なのかな。

Steve:今の話を聞いていると、君が心底宇宙出身なんだなって分かるよ。地球のレベルで物事を考えていないんだな。

Mackey:いや、たぶん、精神学を学んでいてある程度考察とか進めてると、嫌でもこんな世界観になってくるんだよね…。私がずっと前の前世でいた世界はすごく技術力が高いけど、その高さが災いして、馬鹿馬鹿しいレベルの威力の破壊兵器に転用されて滅んだわけだし。結局どんなに技術力がある文明であっても、扱うものの精神性、知識の到達点が未熟であれば、過程がどうあれ、その文明は滅ぶしかないんだよ。そして、滅びを招いた文明で発達した技術は、その後の文明ではある程度の段階までは再現されるけど、消去されるって法則性があるんじゃないかと思うんだよね…。結局、技術の出所が滅びのオチを迎えた文明なわけだから、いくらそちらの発展方向に現文明を誘導しようとする存在がいたとしても、それを修正する方向に歴史は動くと思うんだ。

Steve:それでいくと、君の元の世界の技術を追い求めるのは、この世界ではタブーになるわけか。

Mackey:おそらくイエス。これはその世界で生きていた私の前世の人格の言葉だけど、「僕たちの世界の技術に興味など持たない方がいい。所詮は滅んだ世界の力なのだから」ってさ。

Steve:ふむ…滅びを迎えた世界の技術、どんな技術だったんだろうなぁ。新しい方向に使えたらいいんだけどな。

Mackey:たぶん、後からそういうこともできる、と知識は出てくるけど、おそらくそれよりももっと効率がいいか、安全な技術が完成した後か、それか人類の精神性がより成熟した後での発見になるだろうと思う。星を滅ぼすほどの技術なんて、廃れていいか、今の人類が持たなくていいものだと思うよ。今のところ、最高火力のエネルギー源は原子力程度で十分だろうと思うんだよね…。もっと小型の核融合炉の方がより安全に運転できそうだ、とか、そういう研究結果はもうあちこちで出てきているわけだし。大して儲からなくなるからという理由で潰れている、人類や文明の発展に資するような価値ある技術はたくさんある。あとはきっと、「お金が全て」の価値観の崩壊待ちなんだ。やがて全てのものは与えられる、って予言があるけどさ、精神学がもうしばらくして、今より多くの人に知られるようになった時、会長もいつも言っているけど、おそらくその世界観的なブレークスルーは突然に起こるのだと思う。なぜ、儲からなくなる技術が次々と出てきているのか? 儲けるという方向性がね、たぶん違うから、もしくは、儲け方が違うから、なんだよね。人の持っている財産と引き換えにするのではなくて、本来はすべて与える方向が正しいんだよって、世界が教えてくれているんだよ。

Steve:でも、今しばらくは、僕は儲けたい(真顔)

Mackey:(笑)うん、しばらくは、地球の環境をとり戻さないといけないから、お金の世界はちょっと違う形に変換されて続くと思うよ! あと数ヶ月したら、また一層世界経済はカオスになってきそうだね…。なんとか生きていかないとね。