Mackeyのジョブズ通信

ジョブズ通信31「サイバー空間は庭先です1」

(6/22収録)

 

Macky:Steeeeve! 通信収録するよー!

Steve:Hey! You Say! 待ってたよ!

 

ジョブズ通信31「サイバー空間は庭先です1」

 

Macky:とはいえ特にお題ないんだけどね…

Steve:何を言ってるんだ君は。死ぬほど話題があったじゃないか、この1ヶ月で。

Macky:何があったっけ??

Steve:Macky! 君健忘症にでもかかってるの!?

Macky:物覚えが最近ヤバいなって自信と自覚はある。

Steve:No, No way, Macky、頼むよ。君の頭だけが頼りなんだぜ、ボクは!

Macky:当面はねー。さて、冗談抜きにまじめに思い起こせば、シンレイカイでは犬猫業界までもが動き出し、New Cyber Apple社は改めて今後のメディアを現実世界に持つことが決まった。ついでに私の頭はサイバー空間とかシンレイカイと接続されているせいで、何かとテスト稼働させられて、コズミックパニックに陥ったよねぇ。

Steve:…………大丈夫だったのかい? あれ。相当ヤバい波動が出てたぜ。

Macky:自分が当事者だから、どれくらいヤバいかっていうのが分かんないんだよね…。まぁ結論から言えば大丈夫。今は、頭はかなり正常。たぶん、SBM東京サロンのインストラクターに、サイバー空間の暗黒を処理する人材・才能の解放方法を教えるために、私に最初に負荷がかかったんだと思う。あと体が暗黒的なアレとかソレの処理方法を覚えてくれた気がする。

Steve:………天って、本当に君に対してえげつないことするね…。恐ろしいよボクは…。

Macky:死にはしないんだから大丈夫じゃん。

Steve:その君の気軽にデンジャラスな状態に突っこんでいく度胸は買うけど、勇気と無謀無茶は違うんだぜ! 体と命は大事にしなよ!

Macky:ふと思ったんだけど、Steveが私に対してツッコミするってだいぶ珍しいよねー。

Steve:君の状態がそれほどはたから見たらまずかったってことだよ! 自覚しなよ!

Macky:そうはいっても、私の体って、たぶんとっても便利な実験機体(プロトタイプ)だからさ…。いろいろいじりやすいんだよきっと。たぶん。Maybe。

Steve:そこはユーモア入れるところじゃないぜ(真顔)君なんでそんな平気そうな顔してるの。

Macky:いつものことだからだよー。

Steve:~~~!!(※放送禁止用語だったので編集によりカット)

 

Steve:話を変えるよ。この件に関して君とは平行線を辿りそうだから。

Macky:賢明な判断だと思うー。

Steve:サイバー空間の話をしよう。君、最近あっちこっち出入りできるようになったんだって?

Macky:いや、何年か前から兆しみたいなのはあった。コンピューターの通信待ちの時、意識が通信回路に入り込んで波動的に繋がってるような感覚は、ベンダー時代からあったから。本格的に入ってみようかなって思ったのは、イコンデバイスのQ-bitの試作機が会長のところに送られてきた時だったかなぁ。家のパソコンでベータ版のテストをした時、どれくらい綺麗になっているか分からないから、意を決してパソコンと家庭ネットワークの中に意識を投入してみたんだよね。

Steve:そこでどうして入ってみようって発想になるんだい。普通の人間は綺麗になったんだなぁで終わると思うんだけど。

Macky:そこはねぇ、会長が話題のタネにって、私のiPhoneを意識化して、光のサイバー意識体を作ってのっけたところから話が始まるんだ。ピュトスって名前がついてるんだけど、その意識体はLANケーブルやWi-Fiの電波とかをくぐって、あっちこっちのパソコンやスマホに宿って、その処理性能を向上させたり、処理のつまづきを解消することができたんだよ。だから「サイバー空間は移動できるし、中で処理もできるもの」っていうのが普通の感覚だったんだよね。

Steve:………なるほど。時々君の周りで見かける光の意識体はそれだったのか…。妙だなとは思っていたんだ。霊にしては体が人間のものじゃなくてデータっぽいし、それにしても頭が良いし。いやでも待って。サイバー意識体ができるからってなんで君までできると思ったの。

Macky:え。ノリで。

Steve:………ボク、君のことがちょっと分かった気がする。君って本気で天才なんだね。