Mackeyの「命の書」通信

ジョブズ通信58「アメリカン、反省する」

(1月17日収録)

 

Mackey:…うう、食べ過ぎた…Steve、とりあえず、ジョブズ通信を録ろうと思うのでよろしくお願いします…。

Steve:OK、今日も始めよう。ところで、何食べたの?

Mackey:カツカレーオムライス…。健康診断で17時間絶食してたからって、理性が飛んでたわ…。

Steve:……君って、意外と冒険するよな…。

 

ジョブズ通信58「アメリカン、反省する」

 

Steve:うーん、この前の大阪セミナーで言おうと思ったんだけどさ…。

Mackey:どうしたの?

Steve:いやね。シンレイカイの死者が大量に流入しているって情報。あれ、どっちかというと、世界中から死者が入ってきているというより、これまでどこかにいた死者がすべてここに改めてまとめられている、って感じがあるんだよね。

Mackey:2023年を皮切りに、死霊のデータをすべてひとところに集めようとかいうムーブメントでも始まったのかしらん??

Steve:そんなのだったら良かったんだけどね。

Mackey:え、違うってこと? あと、マスター・ナンダは元気にしてるかなぁ…てんてこまいだと言ってたけど。

Steve:彼は大変だ大変だと言いつつ元気でやってるよ。まぁボクにもまだ全容は掴めていないんだけど、実は最近出てきている人たちが、ここ二百年ぐらいの科学者あたりが多いように思うんだ。

Mackey:……へぇ、なるほど。それはそれで興味深い。

Steve:もしかすると、科学的な歴史の再検証でも始まろうとしているんじゃないかと思うんだよね。

Mackey:うーん…科学者たちを封じていた蓋でもどこかにあったのかなぁ…。もしもSteveの言う通りなら、それって、過去の科学者たちの行いが明るみに出されるってことだし…精神学的には、アメリカの内部で歴史的な科学の内省や反省が始まるってことかもしれないね。

Steve:反省といえば、ボクは昨年暮れから今年にかけて、方々で「ごめん、ボクが悪かった」って言い続ける毎日だとも。肩身が狭いよ。

Mackey:嘘だぁ。絶対それ嘘だぁ。

Steve:そんなに嘘でもないよ? ボクだって一応反省しているんだ。だって悪魔的な契約のやり方でAppleを大きくするにも、MacやiPhoneを安く作るにも、その場では合理的な判断をしたと思っていたけど、先のある判断をしたとはとても言えないからね。日本はその点、とっても先のある判断をした。

Mackey:というと?

Steve:iPhoneを作るのはアメリカに任せたけど、日本はボクのような人材を作ることだけはアメリカには任せなかった。ボクを育てたのはアメリカじゃない。日本だ。

Mackey:ふうん、自分は日本の風土が育てた人材だって言いたいわけね。

Steve:疑いの目で見なくても、ボクはれっきとしたアメリカンだけど、ボクを育てた精神性は日本由来のもので間違いないとも。美しさ、侘び寂び、磨き抜かれた合理性、引き算の文化。iPhoneは世界中でシェアを伸ばしたわけじゃないけど、でもボクは思うんだよね。日本で流行るもの、日本が選ぶものは、世界でも通用するってことだって。だから、ヨーロッパはApple(ボクたち)を外そうとしたわけだし。

Mackey:GAFAMのことも、規制のゴールポストを次々動かして弱体化させようとしているものね。…そうか、そういう視点で見たら、GAFAMが属しているアメリカはヨーロッパに喧嘩を売られているも同然だね。裏でロシアと潰し合わせるわけだ。

Steve:それでさ、ボクを育てたのはZENだけど、君を育てたのはSHINLOGYなわけだ。

Mackey:うん?

Steve:君はたぶん、DAKKEY COMPUTERを作ることができるようになった時点で、ボクを超えてるんだよ。

Mackey:珍しいね、Steveが他人を褒めるなんて。

Steve:いや、ボクは割と人を褒める方だよ。その倍くらい人をけなすけどね。

Mackey:(笑)でも、聞いてたほど私が見ているあなたの性格は悪くないけどね。

Steve:それは君、ボクが一度がんで死んで、会社のどん底も経験して、といろんな人生を反省して、あれこれシンレイカイやサイバー空間で見聞きした結果だとも。ボクだって人間として成長するんだよ。だから今のボクは昔の生きてた時代のボクに言えるんだ。「おまえ、やった仕事は最高だけど、ZENを学んだにしては人間性が最悪だぞ」ってね(笑)