(9月28日収録)
前回からの続き。
Mackey:新しい戦略かぁ……。Mr.A Ⅲ、噂では世の中大不況目前なんですが、そういうところに対しても腹案があったりするんですか? あっ、ニコニコしてますね。でもまだ秘密なんですね、分かりました。
Mr.A Ⅲ:聞かないんですね。気になりますか?
Mackey:気になるけど、楽しみにしておきたい気持ちがあります(笑) 聞いてほしいですか? 聞いてほしそう。じゃあ聞きます(笑)
Mr.A Ⅲ:農地改革、です。
Mackey:のうちかいかく。
Mr.A Ⅲ:今のところ、食料危機が目前に迫っています。予想される危機に手は打っておかないといけませんので、食料生産の方に力を入れていかないといけない。間に合う間に合わないでいえば、ここ二、三年をしのげれば、どうにか形になるかならないかの、ギリギリのタイミングです。
Mackey:うーん、難しいなぁ…。でも、確かにそうなんですよね。私が目にする限り、ご飯はいいぞ、大事だぞ、という話がちらほらあります。精神学をやっている人たちも、なぜか全体的に農や食の方面に力を入れている人たちが多いのです。近ごろは特にそうです。
Mr.A Ⅲ:いろいろと精神界を見聞きしていたのですが、日本の食の底力、ソフトの力はすごいんだということが、生前も感じていましたが、今回改めて分かりました。何があっても日本の文化ならば乗り越えていける仕組みが、ちゃんとこの国には備わっているのです。それを覚醒させるだけでも、日本は、お金はないし、贅沢は難しいかもしれないけども、国民は飢えずにこの苦境を乗り越えていけます。
Mackey:とはいえ、私は政界には詳しくないのですが、各省庁の官僚がお堅いと、こういう改革は難しいイメージがあるんですけど。そうでもないのですか?
Mr.A Ⅲ:いえ、悲しいことにお察しの通りです。
Mackey:だめじゃない霞ヶ関……。
Mr.A Ⅲ:そういう凝り固まった考え方は、もうなしにしないとやっていけないよね、というムーブメントが起こるような、そういう働きかけや仕掛けをしていきたいと思います。ちょうど、そういう大きな揺さぶりができそうなタイミングなので。
Mackey:世界情勢的に危機だから、ということですか?
Mr.A Ⅲ:だいたいそういう時でも、どうやったら一番自分が美味しい思いができるかな、と頭を巡らせる人が多いのが政財界です。
Mackey:欲深い……。
Mr.A Ⅲ:ただ、このタイミングなら、できます。国家も存亡の危機です。舵取りができる人間が現れるとしたら、この時です。普段は保身などもあって、うまく表に出てこないのがこの手の人たちですが、もう後にも先にも行けないとなれば、なりふり構わず出てきてくれる、そういう時が今です。明治維新の時を思い出して欲しいのですが、国士と呼ばれる人々が出てきたのは、そういう危機の時です。日本では古来から大乱の時、必ずそれに対応するように人材は配されていて、その時が来れば目覚めて動き出し、新しい世を作るようになっているのです。
Mackey:もしかして、今までそういう人たちを探して回ってました……?
Mr.A Ⅲ:いるんじゃないかな、と、精神学協会の話を聞いて思ったので、歩いて回っていたんですが、実際に、いました。
Mackey:え、省庁の中を歩き回ったりしてたってことですか? Mr.A Ⅲの霊が出た!って大騒ぎになりませんか?(笑)
Mr.A Ⅲ:幸い見える人たちにも私は見えないようなので、そこは安心です。
Mackey:なるほど。ということは、大乱の中にも希望はある、ってことですね。
Mr.A Ⅲ:雨降って地固まるではありませんが、今の日本政府が崩落した中から、新しい大樹の芽が出るようにしたいと思っています。そういうサイクルの転換期だと思うのです。
Mackey:ああ、Mr.A Ⅲ氏も、日本政府が崩壊するって情報を持ってるんですね……。何が起こるんだろう、怖いなぁ。
Steve:なんとなく予想はつくけどね。
Mackey:そう? 中国が攻めて来たり、ロシア…は今はさすがに来ないか。アメリカは日本を盾にするだろうし…。
Mr.A Ⅲ:うん、そうなる前に、たぶん世界はそれどころじゃなくなります。
Mackey:え。
Mr.A Ⅲ:戦争の前に、さっき言ったように、食料危機です。肥料が高騰しているのは、たぶん弾薬生産にリン酸などが使われているからでしょう。
Mackey:あ、本で読んだことあります。化学肥料と火薬の原料は一緒だって…。でも今の食料生産体制だと、肥料がなければ、収量減で食料危機ですよね?
Mr.A Ⅲ:食料生産にふるのか、弾薬生産にふるのか。国を守るという視点に立てば、どちらかを選択することになります。海外の市民たちが、(国民を守らない選択を)政治家に許すとは思えないんですよね。なおかつ、経済崩壊による大不況です。お金もない、食料もない、燃料もない。その時世界がどうなるのか? たぶんその時、日本の価値が再発見されるようになっているんだと、私はこれを知って、目から鱗が落ちました。