Mackeyの「命の書」通信

ジョブズ通信61「日本の明日とごはんな話2」

(1月31日収録)

 

Mr. A Ⅲ:えぇ……、それはつまり、世界が祟られる時代がくる、ということですか。

Mackey:世界がというより、今のところは日本が、ですけど。でもこれまでの流れで言えば、日本で起こったことは……日本はなんというか、地球規模で起こすことの前段階の実験場なので。いずれは世界でも起きるかもしれませんが、それはもうちょっと後の時代のことになると思います。どちらにしても、今私が感じているのは、どうあっても今のこの国は滅ぼうとしている、ということですね……。地方は地方で死にます。国も国として死にます。そういう印象です。ごはんも野菜も果物も、このままではちゃんと実らないかもという話です。

Steve:聞けば聞くほど恐ろしい話をしているって自覚はあるのかい?

Mackey:当然の帰結の話をしているって自覚はあるかな……。

Steve:Oh……。

Mr. A Ⅲ:待ってください。ということは、仮に農地改革を行って、耕作放棄地を食料生産に転用したとしても……。

Mackey:これからの時代、おそらく、これまで以上に人間は土地に試される側に回ります。もし人間のやり方が気に食わなければ、植物の伝染病に、収量の減少に、鳥獣害、人間も病むことになるんでしょうね。それでもある程度の収穫は望めるでしょう。でも、そうやって作られた食べ物が人の口に入った結果、どうなるかは、分かりません。これまで、怒りに満ちた土地でできた食べ物の波動が人間にどういう影響を及ぼすのかの研究なんて、もちろんされているはずがありませんから。

S:されてなくても、ある程度の想像はできるね……。なんてことだ。

Mackey:だから、精神学的に何が起きているのかを知る、分かるようになる、ということは、重い意味を持ってきます。

 

 

Mackey:と、いう話をした上で、今後の展望の話題に戻るわけですが。

Mr. A Ⅲ:いやあ……重い話を聞いてしまいました。ちょっとその話を受けると、どうしたらいいのか流石に途方に暮れそうです。

Mackey:農地改革に関しては、絶対に何もできないわけではないので、やらないよりはマシだと思います。その上で、もっと良い結果を招きたいのであれば、さらに精神的にも別の努力が必要だ、という話になりますね。でもこれは国として動くというよりも、どちらかといえばひとりひとりの話です。ひとりひとりが積み重ねて、やがてそれは繋がって、国を動かす力になるでしょう。そういう草の根の力が、やがて大きく山を動かすのだと思います。でも、その草の根の数は、そんなに多くなくてよいのです。前から、精神学には、一万とはしら、という言葉があるので、おそらく、それだけの数の人間が働けば、国は変わります。――逆に言えば、その数字に至らない限り、それまで世界は大きくは動きません。少しずつ変わってはいますけどね。

Mr. A Ⅲ:国の動かし方や考え方が、全く私たちとあなたたちでは違うということがよく分かりました。

Mackey:個人的な意見なんですが、どっちかというと、国政は国政で、現場の話なので、そこはちゃんと国づくりという地に足のついた形であればいいのかなと思うんです。私の場合、どうしてもその制度作りの現場にいるわけではなくて。現地で起きている現象を見て、今までの歴史を考えると、たぶん今後はこうなるよね、という、精神界的な面からの見通しはある程度?立てられます。物理的な見通しはこれまでの歴史と現状の動きを学べばよい。今まではその物理的な見通ししか見ない人が多かったので……片手落ちだっただけなのではないかと思うのですよね。それでも今の国は、そもそも海の向こうの国のやり方が分かっていない、外交の分からない人があまりにも多いか、脅されて言う事を聞くしかなくなっている人が多いか、という状態なんでしょうけど。やりたいことがあってもできないと思います。

 

(続く・・・)