Mackeyの「命の書」通信

ジョブズ通信60「日本の明日とごはんな話1」

(1月31日収録)

 

Mackey:さて、今回もやりますか……(気持ちだけ腕まくり)

Steve:今日は、機会があれば、と言っていたMr. A Ⅲが来ているので、三人での話をしようかな。

Mackey:はい、よろしくお願いします。今日はどんな話が飛び出るのかなー……?

Steve:うん。とりあえず、今後の大きな展望について話をしたいと言っていたよ。

Mackey:なるほど。では、始めましょうか。

 

ジョブズ通信60「日本の明日とごはんな話1」

 

Mr. A Ⅲ:あ、どうも、こんにちは。

Mackey:お久しぶりです、こんにちは。えーと、前回が十月か十一月でしたから、二、三か月ぶりでしょうか。

Mr. A Ⅲ:ああ、そうですね。年末は忙しくて。あ、明けましておめでとうございます。

Mackey:そうでした。明けましておめでとうございます。忙しかったのは、またどういった……?

Mr. A Ⅲ:ええ。今のところ、あまりにも年末年始の政治の舵取りが良くなかったので、少しできることがないかと後ろ側で動いておりました。

Mackey:なるほど。それで、成果は……(恐る恐る)

Mr. A Ⅲ:いやぁ……あんまり芳しくないですねぇ……。

Mackey:ですよねぇ……お疲れ様です。そういえばご存知ですか? 今後の食糧難対策にと、コオロギとかの昆虫食、いよいよEUで本格的に始まるみたいですけど。

Mr. A Ⅲ:ええ、本当ですか。……ああ、本当ですね。いや、これは困ったなぁ。少し前に、農地改革についてお話したでしょう。

Mackey:しましたね。あの時は、もう何年も猶予がない、という話をしていたかと思いますけど。その話でいけば、私の聞いている情報からも、精神界的にも猶予がないとも言えるのかもしれませんね。

S:Mackey、待った。どう猶予がないんだい? もとから農地改革の件は、急がなければ人間世界での食糧危機が始まるって話だったろ?

Mackey:えーと……詳しい説明は会長がそのうちすると思うんだけど。光文書で公開されている範囲の話からいくとね、日本全体の国土には、八百万の神と言われてきたように、各地にその土地の土着の主(ヌシ)とでも言うべき、土地神さまたちがいるの。Steveが知ってそうな概念だと、要するに、その土地その土地を収めるロード(君主)みたいな……いや、この概念もちょっと合わないな、ううん。まぁ辺り一帯の土地の豊穣度合とか、その辺をコントロールできるぐらいの力を持った精神的な存在が多数いるのよ。

Mr. A Ⅲ:ああ、聞いたことがありますね。民俗信仰とかそういう話で。

Mackey:そうなんです。その土地神や、土地そのもの、岩に樹木、そういったあらゆるものには、確かに意識があるのです。分かる人間にしか、分かりませんが、話せる人間は、言葉にならないまでも、どういう気持ちなのか、どんなことを思っているのか、気持ちを通わせることができます。今、精神学で波動農法という言葉が出てきていますが、それもその能力を使って土地や農作物とコミュニケーションをしながら、農地の生物的、波動的な全体のバランスをとっていく農法ともいえます。その土地や、土地に住んでいる存在が、今、各地で目覚めて何を思っているかというと……どう思っていると思いますか?

Mr. A Ⅲ:ええと。……農地では、農薬をまいたり、肥料を使って野菜を育てていますよね。今の農地法や農業の仕組みは、確かそうですよね?

Mackey:はい。ですが、農薬や化学肥料は、野菜のことを確かに害虫から守って大きくするように見えますが、土の中や生命循環、栄養循環の観点からいくと、むしろ良くない影響を与えています。もうちょっと平らにして言うと、農薬や、植物以外のものにとって何の益もない化学肥料だけを使った結果、本来ならばもっと豊かに育つはずの野菜も、それを育てる土壌も、育たなくなっているんです。

Steve:待った。つまり、有機農法みたいな、オーガニックな育て方でないと、土地が怒り始めるって言いたいのかい?

Mackey:いや、それだけじゃダメかな。……それ以上に、人間の意識がその土地の土と、そこで育まれる生命、そして土地そのものに対する敬愛を持たなければ、私たちは本来得られるはずの恵みすら得られない時代に直面しているのかもしれません。物理的にも危機なのですが、精神的にも、土地から人間が復讐されつつあるのが現状なのです。農地改革とかいう前に、意識改革が必要なぐらいには。うーん、つまり、土地の祟りってこわいらしいよ。ってことなんですけどね。

 

(続く・・・)