Mackeyの「命の書」通信

ジョブズ通信43「私はまだ、『ここ』にいます」

(9月28日収録)

 

Steve:Hey、聞いたかい?

Mackey:聞いた聞いた。

Steve:あのMr.AⅢが再びジョブズ通信に登場だ! Fooooo!

Mackey:テンション高っ!

 

ジョブズ通信43「私はまだ、『ここ』にいます」

 

Mr.A Ⅲ:と、いう訳で、はい、急ではあるのですが、お時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。

Mackey:昨日の国葬、意識を向けてはいたんですけど、お仕事で結局中継はほとんど見れなかったんですよね。後から断片的にTwitterやネットニュースで、状況を見た感じで。

Steve:それによるとどうだったんだい?

Mr.A Ⅲ:国葬反対派の人たちと、それに対抗するデモ隊が衝突寸前になっていたようです。私としては、どちらにも何とも言えないのですが。

Mackey:人のお葬式なのに、騒がしい連中は自分のことしか見えていないね……。黙禱中に騒音でぶちこわそうとする人たちもいたって話。でも、全体的には皆さん献花のためにたくさん列ができて、普通の国葬(普通とは?)が営まれたみたいだよ。

Steve:怖いなぁ。

Mackey:何が?

Mr.A Ⅲ:今回の件で明らかになったことがひとつありまして、日本の現状が国葬儀で浮き彫りになったと言える気がします。静かに日本人として葬儀をもって見送ってくれる方々もいれば、そうやって私をだしにして、死をもって日本の文化を破壊しようとする人々。それに反応してけんか腰になってしまう人々。日本はある意味、三つに割れているように思えませんか。

Mackey:確かに。

Mr.A Ⅲ:この先、その三種の勢力のうち、私が守りたいのは、私を見送ってくれた人々です。私の功罪については後世明らかになることでしょうが、それでも礼儀をもって、仁義をもって、敬意をもって、私を送ってくれた方々と、その人たちを育んだ日本という国を、私は守りたいと考えています。だからこそ、今この時、こうしてここに言葉を添えさせていただきたいのです。ありがとうございました、と。そして、私はまだここにいます、と。

Mr.A Ⅲ:死んだわけではないのです。人の遺志は受け継がれるものですが、これからは、人は死してなお、その意思を表して、この世界を良い方向に導くことができるということが、精神学によって証明されているのです。テロによる破壊の根幹は、これによって崩れます。殺しても、殺しても、民主主義は死ぬことはない、と証明されたのです。破壊による恐怖、暴力による支配に、これからの時代、意味はなくなります。死してもなお、声を上げ続ける死者たちが、これから目覚め始めるからです。

Mr.A Ⅲ:そういう意味で、世界の誰も見向きもしない、と冷ややかに言われていた国葬儀ですが、それはそれでよいと、私は今のところは考えています。誰にも相手にされることがないのは、日本がそれだけ世界からひとつ抜けたところに立っているということです。今はそれでいいと思っています。プーチンが始めた戦いはとどまるところを知らず、世界を二つに割っているように見えますが、日本と世界は同じような構造にあるのだと思います。良くも悪くも、静観しているのは常に日本であり、日本人だということです。

Steve:OK、それで、Mr.A Ⅲはどうする?

Mr.A Ⅲ:これからの活動はまだ考えているところですが、ひとつ固まったことがあります。この国と世界を良い方向に導くためには、今ある考え方や思想のもとにあるものを、何もかも一新しなければならないということです。

Mackey:民主主義とか、思想の根幹を見直す、ということですか?

Mr.A Ⅲ:それだけでなく、国家戦略、世界戦略、何もかも、です。このままでは世界はもたない、ということは分かりました。それをどうにかする方法があるということも分かりました。あとはやるだけです。