(7月19日収録)
Macky:Steve、おはよう。今日も収録はじめようかー。
Steve:やあMacky、Good morning. とりあえず、一人呼んできてもいいかい?
Macky:ゲストがいるの? 昨日相談受けた人?
Steve:今はセンシティブな時期だからね、とりあえず名前は伏せようか。でも始める前に。偉大な政治家に敬意を表して。
Macky:敬意を表して。
ジョブズ通信35「日本とぼくらのディープな話1」
Macky:あの時、思想信条というより、シンレイカイ的な知識があるゆえに、ご冥福をお祈りすることができなかったんだよね…。
Steve:まぁ、君の気持ちはわかるよ。君は死者たちと隣り合わせの世界に生きているから、会えないって感覚にならないものね。
Macky:お隣さんというか、距離感が違うんだよね…。私の場合ご近所さん、普通の人の場合、世界の向こう側。精神的な世界の超え方が分かっていない人にとっては遠い世界の話になっちゃうから…。ちなみにご冥福っていうのは仏教徒向けの言い方なんだってさ。
Steve:うん、生まれ変わりの概念はキリスト教国家にはあんまりないね。そこは確かに僕らと感覚が違うところかな。
Macky:それで、ゲストの人はどこに? 今日のテーマは何なんだろう?
Steve:これからの日本の話さ。さて、Mr…えーと、どうしようか。
Macky:諸事情で、同じイニシャルのために、Mr.Aが二人になっちゃったんだよね…。
Steve:うん、もうMr.AⅢでいいんじゃないかな。
Macky:雑! ねぇさっきの「敬意を表して」は何だったの!?
Steve:あれはいわゆる枕詞的なやつで…。まぁ、うん、とりあえずおいで願おうか。
—
Mr.AⅢ:こんにちは。今回は、お時間いただきありがとうございます。
Macky:こんにちは。こちらこそ、お越しいただきありがとうございます。
Steve:君やけに畏まってるね。いつものふてぶてしさはどこに行ったの。
Macky:Steve。あなた怖いものなしですか。
Steve:いや僕も敬意は持っているよ。偉大な人だ。でもさ、周りを考えてみてごらんよ。大変なことになってるよ。歴史的人物がゴロゴロ出てきて働き出してるんだぜ。
Macky:…そうだね…(遠い目)。ごめんなさいMr.AⅢ、続きをどうぞ。
Mr.AⅢ:(笑)いや、しばらくこの辺り、シンレイカイを見聞きして、正直驚きました。こんな世界が広がっているとは僕は生前思ってもみなかったもので。それで、君みたいな若い娘さんが、あっちこっち飛び回って、死んだ人を救ったり交流したりできるというから。
Macky:救ったりしている、というのは厳密には違うんです。私は、私の手が届いた範囲の人で、私が助けてもいい、助けられると感じた人しか助けません。その助けるというのも、必要最低限です。命の書に登録して、その人の魂を光に結ぶことはしてあげられます。でもそれしか私には出来ません。あとは結ばれた本人次第なので。私は、今を生きる人間として、天との契約を死者のために代行してあげることしかできないのです。
Mr.AⅢ:それでも、私はその人たちの愛によって助けられたと知りました。この場を借りて、私を救ってくださった人たちにお礼を申し上げたいと思います。
—
Macky:それで、そちらにいらっしゃってからしばらく経ちますが、こんな聞き方もなんなのですけど、身辺はいかがでしょうか。騒がしくなければいいのですが。
Mr.AⅢ:おかげさまで、楽しく過ごさせていただいています。こちらに来てから全く退屈していません。死後の世界というのは、思っていたよりもずっと賑やかでした。
Macky:良かった。あの後…まぁ、こっち側は相変わらずの調子なので。あなたもたぶんご存知だったと思うので、多くは語りませんが。
Mr.AⅢ:ああ、あの○○ガーの人たちですね。あの人たちはもうしょうがないんです。政治家をやっている宿命といいますか、有名税のようなもので、必ず何かをしていればそれに反対する人が現れるのが、政治の世界なので。
Macky:ご自身では、どう思ってらっしゃるんですか。自分が亡くなったことについて。
Mr.AⅢ:忸怩たる思いを抱えてはいます。自分がやるべきだったことをやり遂げられず、志半ばで尽きてしまった。生きている限り、やろうと思って努力していたのですが、あんな場所で倒れてしまってはね。
Macky:…お疲れ様です、と言うのも、違うんでしょうけども。不運だったというのでしょうか。私にもなんとも言えないのです。
Mr.AⅢ:いえ、あれが天運だったのかもしれない。君が感じていたことを実は私も感じていました。私の死は、きっとこの日本を変える引き金になると思います。良くも悪くも。
Steve:自分のやり残したことは、何だと思っているんですか?
Mr.AⅢ:私は日本を取り戻す、をスローガンに掲げて、今まで活動してまいりました。取り沙汰されている、某宗教団体との関係も、否定は致しません。自〇党には、実際にそういう団体からも献金を受けなければ、回らないとか、そういう政治家も多数いたので、仕方ないというのは言い訳にしかなりませんが、清濁併せ吞む思いで対応していたところはございます。
Macky:きれいごとだけでは済まない世界だからこそ、叩かれることは覚悟の上でおやりになっていたと。
Mr.AⅢ:将来的には、なくさなければならない闇であったと思います。私は、そういうしがらみやあらゆるいがみ合いを超えて、日本を本当に美しい国にしたかった。いつか必ずできると信じてやっていました。
Macky:それは、今も?
Mr.AⅢ:もちろん、そうです。ですが、正直に申しますと、今の政治家、政界は〇務省の巣窟となっていて、傀儡政権となっています。最終的には、解体されなければならないとは分かっていますが、その道筋をつけるためには、どうしてもアメリカとの信頼関係が必要でした。彼らの裏にはアメリカの圧力があることも分かっていたからです。
Macky:だから、アメリカのト〇ンプ元大統領とのパートナーシップを築こうとした。
Mr.AⅢ:プー〇ンとも信頼関係を構築しようと思っていました。ウラ〇ーミル・プー〇ン、彼は日本という国が間に立って外交している限り、ロシアはアメリカにも中国にも手を出せない、と知っている人間でしたから。彼を大人しくさせておくことが、国際社会での重要なミッションでもあったわけです。