Mackeyの「命の書」通信

ジョブズ通信30「新世代と旧システムのアンマッチは不幸が過ぎる-2」

Macky:自分の魂やレーゾンデートル(存在理由)に嘘をついて反駁して生きるっていうのは、体にもココロにもすごくしんどいことなんだよ。だから今の若い世代が、就職してもすぐやめちゃう理由はここにもあるって思う。「僕がやりたいのはこんなつまんないことじゃない!」って。これって魂のレベルでの精神的な反乱が起きてるんだよね。それが実際に意識化されて、「違う」ってことは分かっちゃうの。でもじゃあ本当に面白いことや、魂から求めていることがなんなのか今まで生きてきて全然知らなくて、自分でも分からないから苦しいんだよ。ずーっと私も苦しかったの。・・・ってごめん!Steveとの雑談なのに完全に自分語りになっちゃったね!

Steve:大事な話だと思うから構わないよ。僕もよく分かる話だったから。みんな一度はこういう問題にぶつかって、その処理の仕方によってその後の人生は大きく変わると思う。問題は確かに、今のままだと多くの新しい感覚を持った世代が、古い社会システムとマッチせずに生きていけなくなりかけているってことだ。これは確かに由々しき事態だね。

Macky:会長は、だからそのために新しい社会構造を設計しなくちゃいけない、って言ってる。ただそれができる人間はほとんどいない。吉田松陰とか、国士と名乗った人たちのレベルの知力が必要なはずだよね。

Steve:君はそれができるかい?

Macky:…。できるよ。たぶん。社会構造を考えるってことは、作品作りにも活かせるし。というか、ストーリーの世界観を作るのって社会構造を作るのとほぼニアリーイコールなんだよね。どういう社会問題まで作りこむか、また作りこめるかは作者のさじ加減や実力次第だけど。

Steve:OK、なら話は簡単だ。僕らで日本再生計画を始動させればいい話だからね!

Macky:理想的な設計ができるとは一言も言ってないからね!あっちこっち統合統一したシステムを作り上げるっていうのは大変なんだよ!近現代に合うようにお国のシステムを刷新した明治維新の人たちは、やり方はともかくほんっとにすごかったんだから!

Steve:精神学をやればその知力が身に付くんだろ? だって精神学を理解するってことはこの世界を理解するってことに等しい。理解すればするほど、必然的にいやでも教養もなんでも身に着くってもんさ!

Macky:自分がその体験してるから言えるんだけどさ、死ぬほど大変なんだよ、そういう人間を一人作るのって!何人もの登場人物が必要だし試練もいっぱいあるし。私も二十五年くらいかかったの!90年代から、人間は生まれてから十年~二十年近くかけて、最終知識の内容そのものを精神で追体験して学ぶ時代になってるけど!その間うつ病にも病気にもなって「私ちょっと死のうかな?」ってうっかり思うぐらいとことん絶望の淵まで追い込まれるの!そりゃ途中でちょっとうまくいかなかったら引きこもりにも落ちこぼれにもなるわ!神さまたちの関与がないとこんな人間なかなかいないって断言できるから!

Steve:その一人になりたい、と思ったら、僕らに声をかければエントリーできるんだろ? いい時代になったじゃないか。

Macky:それはそうなんだけど…彼らが知りたい、やりたいって言った時に、こうしたら最短でできるよ、ってノウハウがまだ私にもないんだよ…。何年かかるのかも分からないし。

Steve:なるほど、それでこの展開な訳か。

Macky:勝手に納得して、読者に分からない話をするのはやめようね?

Steve:君はこの一言で分かるだろ?

Macky:人、置イテケボリニスルノ、ヨクナイ。

Steve:分かった分かった(もろ手を上げて)。君も大概優しいよね。

Macky:優しいっていうより、やり方分かんないから自分でも試行錯誤、様子見、考察中っていうのが正しいんだよ。

Steve:そういうの、大事だよ。いつでもどこでもWhy?を考えてると、こうしたらうまくいく!って結論が出る。禅問答みたいなもんだね。